国際オリンピック委員会(IOC)のデービス広報部長は13日、98年長野五輪の招致活動をめぐり、長野県の調査委員会(磯村元史会長)が「IOC委員への過剰接待があった」とする報告書をまとめたことに対し、IOCとして新たな調査は行わない方針を示した。
同部長は「IOCは貴重な教訓を得て、招致のシステムを刷新した。調査は既に完結しており、過去のこととして線を引いている」と述べた。IOCは02年ソルトレークシティー五輪招致スキャンダルに絡み、6人の委員を追放した。
田中康夫知事が設置した調査委員会は、招致委員会が約9000万円の使途不明金を隠ぺいするため、海外PR用のビデオ制作費を同額分水増ししていたなどとする報告をまとめていた。しかし、不明金の具体的な使途は解明できなかった。
[2006/1/14/09:57]