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2004/05/20
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アプローチは転がしが一番といわれる。カラーまでの距離、ピンまでの距離によってウエッジ、アイアンの番手を変えれば、全部同じ打ち方でOK。だけど、月イチのアベレージゴルファーにとって、状況を見極め番手を選ぶのは難しい。ましてセルフプレーだったら、いちいちカートに戻るのもひと苦労だ。というわけで、どんな状況だって大丈夫、寄せて、上げて、転がして、もちろんバンカーだってOKという、サンドウエッジの大特集だ!
サンドウエッジの構造 |
見つけよう! 頼れるサンドウエッジ
現在のバンカーウエッジを考案したのは、プロゴルファーとして初のグランドスラム(4大メジャー優勝)を達成したジーン・サラゼンだ。バンカーショットが苦手だったサラゼンは、ソール後方にバンスを付けたアイアンで1932年の全英オープンを制した。
バンカーショットでは、基本的にソールを開く。バンスでボール手前の砂を爆発させ、勢いでボールを脱出させる。一般的にバンスが大きいサンドウエッジの方が、簡単に打てるといわれている。だが、フェアウエーから打つ時は、バンスがはねて邪魔になることもある。
バンス角が小さいとソールの抜けがよくなり、バックスピンが良く利いて、ボールが止まるピッチショットがしやすい。逆にバンス角が大きいと、転がりが良くなりランニングアプローチがしやすい。
サンドウエッジのバンカーショット |
シャフトの中央の軸から、リーディングエッジまでの距離がフェースプログレッション。それが大きいと、俗に“出っ歯”のウエッジといい、洋芝などで沈んだボールを拾いやすい。ボーケイ、クリーブランドなど、流行のアメリカンタイプといわれるウエッジだ。
逆にフェースプログレッションが小さいものは、グースネックと呼ばれる。ボールが捕まりやすく、ダウンブローに打ち込んでいける。日本の大部分のゴルフ場のフェアウエーに使われている高麗芝は、ボールが浮きやすいのでグースネックの方が使いやすい。全盛期のジャンボ尾崎がグースの強いウエッジを好んだため、日本では90年代前半以前にゴルフを始めた人たちが好む傾向にある。
ドライバーやアイアンと違い、プロと同じようなスペックを使えるのがサンドウエッジ選びの楽しさ。頼りになる1本を見つけるのがスコアアップの近道だ。【小谷野俊哉】
スコアアップへの近道いろいろ
◆ブリヂストン「ツアーステージTW−04」
大きなフェースに強いグース。ボールが捕まりやすくて、ザックリの心配をせずに打てる。ランニングもリーディングエッジが引っ掛からず、違和感がない。バンスは12度。フェースが大きいからバンカーでも、開いたり砂を薄く取るなど難しい事を考えずにすむ。エクスプロージョンというより、砂ごとボールをえぐり取って打てばいい。アプローチでは確実にグリーンオン、バンカーでは脱出第一のアベレージゴルファーのための貴重な“お助けウエッジ”だ。ただしフルショットは、左に引っ掛けそうでお薦めできない。
◆テーラーメイド「racウエッジ」
簡単なウエッジだ。バンスの効きがいいので、余計なスピンがかからない。転がしても使いやすい。ピッチエンドランに最適だ。30ヤードのアプローチで、ピンの手前に落としてチップインを狙って行ける。バンカーは、砂を多くとっても、少なくとってもOK。グリーンまで遠くても、近くても打ちやすい。フェースが開けなくても、バンスの効きがいいので、バンカーが苦手な人にお薦め。
◆タイトリスト「ボーケイ256・10」
プロが使う人気ブランド。だが、思ったほど難しくない。程よくバンスが効いて、コントロールしやすい。ピンをデッドに狙える操作性の高いウエッジだ。バランスがD5と重いので、バンカーでは自然にバンスから打ち込んでいける。20〜30ヤードの長いバンカーショットも、重さに任せて打っていける。サンドウエッジは、まずバンカーを打つためにあることを思い出させてくれる。ただし、軽めのカーボンシャフトのアイアンを使っているゴルファーにはノーグッド。もっと軽いウエッジを使ったほうがいい。
◆クリーブランド「CG10」
カーボンを従来の7倍含む新素材CMM(カーボン・メタル・マトリックス)を採用。軽くて、ボールが良く上がる。出っ歯のラウンドソールが気持ちいいくらいボールを拾ってくれる。無理に転がさなくても大丈夫。バンカーも、あれこれ考えずにオートマチックに打てる。フェースも簡単に開ける。練習量の少ないゴルファーにも使いやすく、レベルアップを目指すゴルファーにとっても軽くて技を生かしやすい。
◆フォーティーン「MT−28」
日本のプロゴルフツアーで高い使用率を誇る。プロのような技やヘッドスピードがなくても、強烈なスピンがかかる。ハーフショットでも、キュキュッとボールが止まる。フェースの溝を1本1本彫刻で入れているのがポイントだ。ロフト58度、バンス14度と多めなので、バンカーからでも普通のアプローチ感覚で打ってボールを止められる。もっと砂を薄く取って行きたい人には、バンス角8度のローバンスタイプがお薦め。ご機嫌なスピン性能だが、唯一の欠点はボールが傷つきやすいことだ。
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◆試打サンドウエッジのデータ◆
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| メーカー |
サンドウエッジ |
ロフト角 |
バンス角 |
長さ(インチ) |
バランス |
シャフト |
値段 |
| ブリヂストン |
ツアーステージTW-04 |
56度 |
12度 |
35.25 |
D2 |
NSプロ950GHウエイトフロー |
1万8900円 |
| テーラーメイド |
racウエッジ |
56度 |
12度 |
35 |
D3 |
NSプロ950GH |
オープン価格 |
| タイトリスト |
ボーケイ256・10 |
56度 |
10度 |
35.25 |
D5 |
ダイナミックゴールド |
オープン価格 |
| クリーブランド |
CG10 |
56度 |
12度 |
35 |
D2 |
NSプロ850GH |
オープン価格 |
| フォーティーン |
MT-28 |
58度 |
14度 |
35 |
D3 |
ダイナミックゴールド |
1万8900円 |
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