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2005/04/07
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理論より感覚を大事に
― 近況&レッスンの展望 ―

感覚重視でレベルアップを目指すのが村口流レッスン
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日本女子プロゴルフツアーで通算7勝、99年には賞金女王にも輝いた美人プロ村口史子(38)。昨シーズンで現役を退き、今年から新たな歩みを始めます。その記念すべき第1歩が、このレッスンです。女子の最高峰を極めた技を、シンプルに優しく教えてくれます。第1回はアドバイスに入る前に、近況と今後のレッスンの展望をお届けします。
日刊スポーツの読者の皆さん、こんにちは。村口史子です。ごぶさたしておりました。4月になって、ゴルフシーズンも、いよいよ本格化。私も目覚めます。今年1年間かけて、私が15年間の現役生活で得たゴルフのエッセンスを皆さんに伝授できればと思います。よろしくお願いします。
昨年11月の引退表明以来、いろいろな声をいただきました。でも、私の決意が揺らぐことはありませんでした。昨シーズンの初めに「これが最後の年なんだ」と自分に言い聞かせてシーズンイン。いいことも、悪いこともありましたが、思い残すことはありません。さっぱりしたもんです。冬の間は、ゆっくりできました。スキーに初挑戦、温泉に行ったり、師匠の郡司洋プロ(69)に親孝行? したり、楽しめました。
プロゴルファー村口史子ではなく、普通の女の子? としての生活を満喫できました。
ツアーの方は1か月前の「ダイキンオーキッドレディス」で開幕。今週は第2戦の「スタジオアリス女子オープン」が始まります。未練? そわそわ? 残念でした。開幕戦は、もう完全に第3者の目。「天気悪いし、寒くて大変だな〜」なんて思っていました。現役だったら、天気が悪かろうが、やりが降ろうが「結果を出さなくちゃ」と必死。だけど今はアマチュア気分で「こんなに天気が悪いのにゴルフやるなんて。これで、予選落ちでもしたら大変だな〜」って考えていました。
試合の内容の方は、最終日だけテレビで見ました。去年までも、予選落ちしたときは、テレビで見てたから違和感はありませんでした(笑い)。でも、一言だけ言わせてください。テレビの中継が、ほとんど宮里藍ちゃんと横峯さくらちゃんのことばかり。これじゃいけない。試合の展開がさっぱり分かりませんでした。ブームに流されることなく、スポーツとして取り上げてくれるからこその人気。私を含めて、テレビ、雑誌などメディアの皆さま、よろしくお願いします。
引退してからは、だいたい週1くらいの割合でラウンドしています。リラックスできているので、それなりにいいゴルフができています。15年の現役生活は、今思えば、あっという間でした長いといえば、長いんですけどね。
振り返ると、プロになろうと思ったのはすごい無謀(笑い)。OLになって「ゴルフでもやったら」って勧められて、自宅のそばのゴルフ練習場へ。師匠になる郡司プロのレッスンを受けて、自分より年上の女性研修生がいることを知り「じゃあ、プロになってみよう」って。クラブを3本くらいしか持っていないのに、「プロになりたいんです」って言ってた。それで、所属する千葉カントリークラブの研修生に。一応、5年以内にプロテスト合格という期限はあったんです。でも、だれも、なれるなんて思ってなかったはず。
プロ合格は90年の5月。期限ギリギリ、5回目の受験。その年の「いすゞレディース杯」でデビューして、翌年の「サントリーレディース」で初優勝。当時は岡本綾子さん、大迫たつ子さんに■阿玉さんの時代。勝てるとかじゃなくて、稼ごうって思ってました。同じ郡司プロの教え子の横島由一プロが大活躍していて、私も3000万〜4000万円も稼ぐプロになるんだって思ってました。
だから99年の賞金女王は、やっぱりいい思い出ですね。5年連続女王の不動(裕理)さんの前の一番新しい女王ですから(笑い)。最終戦まで争って、ギリギリで勝ちました。差は50万円ちょっと。でも、その1か月くらい前から、腰を痛めていたんです。それからは、スイングが全然できない時もあった。でも、試合は休めない。だから、昨シーズンの前に「今年で最後だ」って決意した時は、気持ちよかったです(笑い)。
だれにも告げずにシーズンを戦い終えて、師匠の郡司プロに電話で報告した時はつらかった。でも「えらいっ」てほめてくれました。師匠も、私も、ここまでやれるとは思ってなかったから(笑い)。
来週からは、その私の経験を、皆さんにお伝えします。私のゴルフには、難しい理論はありません。感覚を大事にして、戦ってきました。アマチュアの方はバックスイングとか、オンプレーンとか悩みすぎです。フォローをしっかりとることだけ考えましょう。そのために、自分の体をどう動かすかがポイント。18歳までクラブを握ったことがなくても、プロになり、賞金女王になれました。「ゴルフはシンプルに」が基本です。
※■はさんずいに余
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◆村口史子(むらぐち・ふみこ)
1966年(昭和41年)8月30日、東京生まれ。千葉・習志野高時代はバレーボール部に所属。卒業後、都内の商事会社に就職。OL生活を3カ月送るが、ゴルフ経験ゼロでプロゴルファーになることを決意して退社。千葉カントリークラブの研修生になり、郡司洋プロの指導で90年に5回目の受験でプロテスト合格。同年8月の「いすゞレディース杯」でツアーデビュー、最終日にコースレコードの66をマークして8位タイに。翌91年6月に「サントリーレディース」で初優勝。同7月にハウス「スープ・スパゲティ」のテレビCMに登場して美人ゴルファーとして話題を集め、9月には「anクィーンズ杯」で2勝目を挙げた。同年LPGA最優秀新人賞、日本プロスポーツ大賞新人賞。99年に「ヤクルトレディース」「中京テレビブリヂストンレディース」「新キャタピラー三菱レディース」で3勝を挙げ、6689万1682円を稼ぎ賞金女王に。昨シーズン最終戦終了後、電撃的に引退を表明した。TBSテレビ「イブニング5」(月〜金午後5時)でスポーツキャスターにも挑戦する。165センチ、58キロ。血液型B。
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