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村口史子プロのゴルフレッスン
2005/04/21 過去のコラム一覧を見る

ミドルアイアンで左サイドの壁の感覚をつかむ

― つかまったボールを打つ ―

Q:飛距離は、そこそこ出るんですが、ボールがスライスします。つかまったボールを打つ方法を教えてください。
練習マットの後ろで、右足が1段低いところで打てばクラブが外からカットに入りにくくなる(撮影・宮川勝也)
練習マットの後ろで、右足が1段低いところで打てばクラブが外からカットに入りにくくなる(撮影・宮川勝也)

 球が、しっかりとつかまらないスライス。ゴルフを始めた大部分の人が通る道です。私はスライスであろうが、ドローであろうが、自分の持ち球がしっかりと定まっているのなら構わないと思っています。だけど、球をちゃんとクラブでとらえていないスライスは、コントロールができません。左方向に出て行ってスライスして運良くフェアウエー真ん中に止まったり、右に出てさらにその右のOBや林の中に消えたり…。それでは安定したスコアは望めません。ボールをしっかりとつかまえるドリルを実践して、レベルアップにつなげましょう。

 スライスの原因は、大きく2つあります。クラブフェースが開いてインパクトしてしまうのと、スイングの起動がアウトサイド・インになってしまうことです。フェースが開いてインパクトされたボールは右方向へと飛び出していきます。アウトサイド・インの軌道で打たれたボールは、スライス回転で右へ、右へと曲がって行きます。フェースが開いて、アウトサイド・インなら百点満点、完ぺきなスライスボール(笑い)。右に出て、さらに右へとボールは曲がっていきます。

 フェースが開いたり、アウトサイド・インの軌道になるのは、スイングを急ぐあまり体が早く開くのが原因です。左サイドの壁が崩れて、左足1本で立った正しいフィニッシュがとれません。それを矯正するには、左サイドを開きたくても開けない打ち方のドリルを実践して、感覚をつかむことです。クラブはミドルアイアンを手にしてください。

 まず第1のドリルは、練習場で飛球線に沿ってマットの後ろの方にボールを置いてみてください。その位置で正しく構えると、右足がスタンス用のマットから外れて、1段低くなります。つまり左足上がりのライになるわけです。左足上がりのライは、ボールがカットに入りにくくフックしやすくなります。つまり、スライスが出にくいライを作って打つことで、ボールをつかまえる感覚を養うのです。

(左)右手1本でボールを打って、リリースのタイミングをつかむ(右)右足を引いた、超クローズドスタンス
(左)右手1本でボールを打って、リリースのタイミングをつかむ(右)右足を引いた、超クローズドスタンス

 第2のドリルは普通のアドレスで構えるところから始まります。そこから右足を大きく後ろに引いてください。超クローズドスタンスの完成です。左足に体重を乗せ、50〜60%の力でティーアップしたボールを打ってください。これなら、どんなスライサーでも左腰を開くのは不可能です。左足に体重を乗せ、ボールをつかまえる感触を味わえます。左サイドの壁の完成を目指しましょう。

 第3のドリルは、右手1本だけでのスイングです。右手1本で素振りをして、慣れてきたらボールを打ってみましょう。50%の力で構いません。最初はトップ、ダフりとミスが出るはず。当然です。でも、真っすぐ打てるようになった時、それは手首をほどくリリースのタイミングをつかんだ証拠です。両手で打った時、フェースが開くことなく、つかまったボールが打てるようになっているはずです。

<取材協力>初石サンシャインゴルフ練習場 http://www.3-shine.jp/


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村口史子(むらぐち・ふみこ)
 1966年(昭和41年)8月30日、東京生まれ。90年プロテスト合格。91年「サントリーレディース」で初優勝。99年に賞金女王。昨シーズン終了後に引退表明。ツアー通算7勝。165センチ、58キロ。血液型B。

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