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2005/05/12
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スタイルなし、イメージを大切にする
― パット名人への道 ―
| Q:ナイスショットでグリーンオン。だけど、パッティングがいまイチです。せっかく長い距離をうまく運んできたのに、パットでスコアを崩してしまいます。村口さんはパッティングの名人でしたよね?
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ロングパットでは、ボールとカップの中間点で素振りをして、イメージをつかむ
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はい、パット名人の村口です(笑い)。というか、パッティングは私のゴルフの生命線です。ゴルフを始めたのが18歳と遅く、並外れた飛距離があるわけでもない私が、ツアーの世界で戦ってこられたのは、パットが得意だったからです。99年の中京テレビ・ブリヂストンレディスでは、最終日に1ラウンド19パットの最少記録を作って、逆転優勝しました。この年は平均パット数1・7722でランキング1位、賞金女王に輝きました。
パッティングにスタイルなしと言います。ピン型、マレット型など、いろいろなパターがありますが、違和感なく構えられればどれでもいいでしょう。そして一番振りやすく感じられるグリップで、ストロークしてください。打ち方にこだわるのは、意味がありません。何よりも大切なのはイメージ。フェアウエーからグリーンに上がってくる時に、外から全体的な傾斜をつかんでおいてください。
ロングパットの時は、ボールとカップの真ん中くらいに立って傾斜を読んでください。神経質になる必要はありません。大ざっぱでいいんです。ボールを打って、半分転がった後の傾斜を読むだけで構いません。それから真ん中の地点で、ホールに向かって素振りをしてみてください。この時、インパクトでどれくらいの強さでヒットすれば、どれくらい転がるかをイメージしてください。
そしてイメージしたラインで、最後にボールがどの方向へ転がるかを読みましょう。最近はやりの大きなグリーンでは、オンしたといっても20メートルくらいのパッティングが残ったりします。そんな時、カップの後ろからラインを読んでも、距離感をつかむのは至難の業です。ラインの真ん中での素振り。これがロングパットの距離感をつかむコツです。
パットの時は精神を集中して、絶対に入れる気で打ってください。「2パットでいい」なんて思わないでください。入れる気で集中するから、長いパットが2パットで収まるんです。常に入れる気で集中することで、大事なパットの時でもびびらずにストロークすることができます。

ショートパットは、10センチくらい前の目印に向かって打ち出す
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ロングパット以上に問題なのがショートパットです。「世の中で一番怖いものは?」という質問に、私は「80センチのパッティング」と答えます。入れて当然のショートパットを外せば、ショックも大きいしスコアアップも望めません。ショートパットは、まずカップ周りの傾斜を見ます。あとは上り下りの判断。上りなら強めにストレートに打てば、あまり傾斜には影響されません。
ショートパットはラインの真上から見て、フェースをスクエアに合わせてください。そして、ボールの10センチくらい前に砂や芝などの目標物を見つけて、そこをボールが通るようにストロークしてください。カップを見てはいけません。外した時は悩まないように。「思ったところに打てたのに外れたんだからいいや」と、気分転換しましょう。
練習は、し過ぎると考えることが多くなってしまいます。長いのと短いのを交互にやってください。わざとグリーン外のラフから打ってみるのも、いいでしょう。いろいろなことをして遊んで、いいイメージを養ってください。あと、絶対にショートしないこと。常にカップをオーバーさせるタッチを身につければ、パット名人へ近づけます。
<取材協力>初石サンシャインゴルフ練習場 http://www.3-shine.jp/
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◆村口史子(むらぐち・ふみこ)
1966年(昭和41年)8月30日、東京生まれ。90年プロテスト合格。91年「サントリーレディース」で初優勝。99年に賞金女王。昨シーズン終了後に引退表明。ツアー通算7勝。165センチ、58キロ。血液型B。
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