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2005/07/07
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野球のバットを使い体を作る
― 飛距離のアップ ―
| Q:ゴルフの魅力は、なんといっても飛ばしだと思います。だけど、なかなか飛距離が伸びません。飛距離アップに効果的な練習法を教えてください。
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(左から)バットを手に左足を上げて、右足に体重を乗せる→重いバットは体を使わなければ振り切れない→左足にしっかり体重を乗せて振り切る
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ゴルフのスコアをアップさせるには、ドライバーよりもアプローチやパッティングの練習を積んだほうが効果的です。でも、その一方で豪快に飛ばすのは大きな魅力です。私のドライバーの飛距離は220〜230ヤードくらいです。クラブの進歩もあって、今は女子プロでも250〜260ヤードも飛ばすようになりました。でも、男性と女性には大きな違いがあります。それは体の筋肉の量の差です。男性の方が筋肉の量が多いから、本来なら女子プロより普通の男性の方が飛んでいるはずです。飛ばし屋の宮里(藍)さんや横峯さんが、男性のように筋骨隆々というわけではありません。彼女たちが飛ぶのは、体の使い方がうまいからです。力じゃなくスピード、ミートのタイミングで飛距離を稼いでいます。アマチュアは体を使ってスイングできずに、手打ちになってパワーをロスしています。
では効率よく飛ばすには、どうしたらいいでしょうか。それは重い物を振ることです。よく見かけるのは野球のバットでゴルフのグリップが付いているものです。ドライバーの重さは300グラム前後。その3倍くらいの重さのバットで素振りをすることで、飛ばすための筋肉がついて飛距離が伸びます。でも、バット素振りの最もいいところは、筋肉がつくことではありません。重い物は体全体を使わなければ振り切れません。自然と効率的な体の使い方が身につきます。
私がお勧めするのは、単純なバット素振りではありません。バックスイングで左足を上げ、フォローで左足1本に体重を乗せるスイングです。こうすることでスムーズな体重移動による飛ばしのスイングが身につきます。そしてバットで素振りをしたら、次にクラブを手にして素振りをします。これを交互に繰り返すことで効果がアップします。
今はクラブが進化して、パワーのある人ほど、その恩恵を受けています。昔のパーシモンは飛ぶ人ほど曲がる危険性があったけど、最新のクラブはあまり曲がりません。最初からメタルやチタンのクラブでゴルフを覚えた若い世代は、クラブの特性を生かしてシンプルに振り切ることで飛距離を伸ばしています。パワーをつけるためにウエートトレーニングをするのは、お勧めできません。余計な筋肉がついて、スムーズなスイングができなくなってしまうからです。バットとクラブを交互に使うシンプルな素振り体重移動のコツをつかんで飛距離アップを目指してください。飛距離が伸びれば、ゴルフはより楽しく簡単になるはずです。
<取材協力>千葉カントリークラブ川間コース http://chiba-cc.presence-inc.jp/
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◆村口史子(むらぐち・ふみこ)
1966年(昭和41年)8月30日、東京生まれ。90年プロテスト合格。91年「サントリーレディース」で初優勝。99年に賞金女王。昨シーズン終了後に引退表明。ツアー通算7勝。165センチ、58キロ。血液型B。
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