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村口史子プロのゴルフレッスン
2005/08/18 過去のコラム一覧を見る

ドローは高く、フェードは低く

― ドロー、フェードの打ち分け方 ―

Q:ドライバーでは、常にストレートなボールを打つように心掛がけています。でも、極端なドッグレッグのホールでは、どうしてもドローやフェードで攻めたほうが、いい場合があります。ドローボールとフェードボールの打ち分け方を教えてください。
(左)ドローを打つには、実際のボールより手前にあるボールを打つイメージで(右)フェードを打つには、実際のボールより先にあるボールを打つイメージで
(左)ドローを打つには、実際のボールより手前にあるボールを打つイメージで(右)フェードを打つには、実際のボールより先にあるボールを打つイメージで

 ボールが良く転がって距離が出るのがドローボール。逆に距離は出ないけど、止まりやすく方向性を出しやすいのがフェードボールです。でも、最近の大型ヘッドのドライバーでは、ストロンググリップでフェードボールを打っていけば、ドローに負けない飛距離が出ます。女子プロでも宮里(藍)さんはドローボールヒッターだけど、それ以上の飛ばし屋の横峯(さくら)さんはフェードボールで270ヤード以上も飛ばしていきます。

 私は飛距離を稼ぎたかったので、ドライバーでドローを打つようにしていました。でも、フェアウエーキープが絶対のホールでは、飛距離を犠牲にしてフェードを打って行きました。ドローとフェードの打ち分けはフェース、スタンスの向きを変える方法は、お勧めできません。なぜなら、アマチュアゴルファーにとって一番大切なことは目標に向かってスクエアに構えること、そしてそれは一番難しいことでもあるからです。変えるのはティーの高さだけ。ドローボールを打つときは、ティーアップを高くします。そして体の左側の壁を意識して振り抜いていきます。インパクトをボールより手前、右ヒザの前で迎えるイメージです。

 フェードボールを打つときは、ティーアップは低めに。ダウンブロー気味に振り抜きます。ボールの先、左ヒザの前でインパクトのイメージで、体を左足の上で回転させてください。ティーの高さとイメージを変えるだけで、自然とその球筋の軌道のスイングになります。

 ドローでもフェードでも大切なのは、スイング中に目とボールの距離を一定に保つことです。ドローボールを打とうと意識し過ぎるとあおり打ちになって引っ掛けフック、俗にいうチーピンが出やすくなります。逆にフェードを意識し過ぎると、上から打ち込んでしまってプッシュスライスが出ます。目とボールの飛距離を一定にして、体全体を使ってスイングすればミスは減ります。

 では次に、イメージを作りをするための練習法です。ドローボールを練習する時はティーアップしたボール以外に、右ひざの前にもボールを置いてください。そして右ひざの前にあるボールを打つイメージで練習してください。フェードはティーアップしたボールの軌道の先に、もう1つのボールを置いて練習してください。練習場の打席はドローを打ちたい人、スライスに悩む人は左端を選んでください。フェードを打ちたい人、フックに悩む人は右端です。ボールの軌道のイメージを浮かべやすくなります。

 飛距離のドロー、方向性のフェードと言われますが、アマチュアは1つの持ち球をしっかりマスターすれば十分。ウッドもアイアンも同じ球筋で攻めるようにしてください。

<取材協力>初石サンシャインゴルフ練習場 http://www.3-shine.jp/


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村口史子(むらぐち・ふみこ)
 1966年(昭和41年)8月30日、東京生まれ。90年プロテスト合格。91年「サントリーレディース」で初優勝。99年に賞金女王。昨シーズン終了後に引退表明。ツアー通算7勝。165センチ、58キロ。血液型B。

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