|
2005/09/01
|
 |
ロブは手首を支点にヘッドを先に走らせる
― ロブ、スピンショットの打ち方 ―
| Q:村口プロ、お誕生日おめでとうございます。トーナメントから引退しても、ますますご活躍ですね。村口流では、アプローチは転がしが一番といいますが、ロブショット、スピンショットの打ち方を教えてください。
|

ロブショットの構えはハンドファーストの逆になる
|
ありがとうございます。8月30日は私の誕生日。試合に出ている時は毎年、秋のビッグトーナメントに向けていろいろ考えていたけど、今年はリラックスムード。少しはめでたい…なんて年ではないのですけどね(笑い)。ご質問のロブショット、スピンショットですが、アプローチの基本は転がしということは、忘れないでいてくださいね。前にバンカーなどのハザード(障害)があって、ランニングができない時に必要なのがロブショットやスピンショットのテクニックです。使うのはサンドウエッジです。
まずロブショットです。ロブショットを選択しなければいけない状況は、ある意味簡単です。ボールとグリーンの間にバンカーなどがあって、しかもエッジからピンまでの距離が近い。ボールを上げて、ポトリと止めるアプローチです。構え方はグリップよりヘッドをターゲット寄りに先行させてください。ボールの位置は真ん中より、左足寄りになります。つまりハンドファーストの逆ですね。
距離によって、フェースの開き具合を調節してください。長ければ開きは少なく、短ければ大きく開きます。スタンスはオープン、リーディングエッジを目標方向に合わせます。肩のラインはあまり開かないでください。打ち方はコックを早めにして、ヘッドから上げていく感覚です。手首を支点にして、ヘッドを先に走らせてください。フェースのトーから上げて、ヒールから下ろす感じ。

スピンショットは、打つ前にインパクトの形を作っておく
|
そう、バンカーショットと同じような感じです。スイングプレーンは目標のラインに沿って真っすぐ後ろに上げて、真っすぐ前に打って行く。このショットをマスターすれば、グリーンとの間にあるガードバンカーも怖くはありませんね。
次にスピンショットです。低くボールが出て、スピンがかかってキュキュッと止まるかっこいいアプローチです。エッジからピンまでの距離が近いときに有効です。アマチュアの方に多いミスは、すくい打ちをしてしまうことです。ヘッドの軌道の最下点を過ぎ、上がり際でヒットしようとするのでダフったり、逆にトップしたりします。スピンをかけるには上からダウンブロー気味にボールを直接ヒットすることが肝心です。
ボール位置は右足の前か、それよりも外側でも構いません。インパクトの形をアドレスで作って、左足に体重をしっかり乗せて、あまり体重移動せずに上からトン! とヘッドを落としてやります。ボールの赤道部分より下をしっかりヒットしないと、スピンは利きません。あまり手首は使わないでください。フォローは意識せず、惰性に任せてください。低く出てトントントンとバウンドして、キュキュッ。気分はツアープロ。ゴルフが、一段と楽しくなるはずです。
<取材協力>初石サンシャインゴルフ練習場 http://www.3-shine.jp/
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
 |
 |
◆村口史子(むらぐち・ふみこ)
1966年(昭和41年)8月30日、東京生まれ。90年プロテスト合格。91年「サントリーレディース」で初優勝。99年に賞金女王。昨シーズン終了後に引退表明。ツアー通算7勝。165センチ、58キロ。血液型B。
|
|
|
|