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2005/11/03
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クラブ放り投げ、自然にバックスイング
― 正しいトップの位置 ―
| Q:浅かったり、深かったり、クラブを上げるトップの位置はプロでもさまざまです。正しいトップの位置を教えてください。
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クラブをフィニッシュの方に放り投げるようにした勢いで、そのまま戻したのが正しいトップの位置
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トップというのはバックスイングで上げたクラブを、ダウンスイングへと切り返すポイントです。ヘッドが大きく回って垂れ下がるオーバースイングや、右ひじが浮いたフライングエルボーなど、ゴルファーによってさまざまな個性があります。よくオーバースイングはダメだと言われますが、5年連続賞金女王の不動裕理さんや、ドライバーで270ヤードも飛ばす横峯さくらさんだってオーバースイングです。体の柔かい女性の場合は肩の関節の可動域が広くて、クラブが垂れ下がる位置にトップが収まることが多々あります。フライングエルボーといえば、今年の全英オープンを最後に競技生活から引退した帝王ジャック・ニクラウスのフォームが有名です。でもオーバースイングといわれる不動さんや横峯さん、フライングエルボーのニクラウスも立派な成績を残しています。
つまり肝心なのは、腕だけでクラブをヒョイと上げてしまわないということです。バックスイングを直そうと思っている人は、自分のトップ位置がわからず悩んでいる人が多い。このような場合はアドレスの体勢から体をねじって、無理なくクラブを上げて行かれるところ、そこがあなたのトップの位置です。人によっては右の肩くらいまでしかヘッドが来ないかもしれません。また、人によってはヘッドが左足を指すくらい深く垂れ下がる人もいるでしょう。でもそれぞれが、そのゴルファーにとってのベストなトップの位置なのです。
では自分にとってのベストな位置を見つけるには、どうしたらいいでしょうか。それにはクラブを手にして、1回フィニッシュの方にクラブを放り投げるようにしてみてください。そこから自然に戻してバックスイングしてみましょう。そのとき、クラブの収まった位置がベストなトップの位置です。ここで気を付けなくてはいけないのは、最近はやりのフックグリップにしている人です。フックグリップだと、左手首が手のひら側に折れやすくなります。そうなると不自然にクラブヘッドが垂れ下がり、ダウンスイングで正しい軌道に戻すのが難しくなります。常に左手の甲に適度な張りを持たせるように注意して、クラブを正しく保持するようにしてください。
では、正しいトップの位置をつかむための練習法です。使うクラブはミドルアイアンがいいでしょう。(1)ボールをティーアップしてアドレスする。(2)クラブを体の正面腰の位置まで上げる。(3)腰を水平に回転させて、クラブをバックスイングの軌道上に持ってくる。(4)その位置からバックスイングの軌道に沿ってクラブを上げ、トップの位置に収める。(5)ボールを打つ。この練習を繰り返せば、自然と自分のベストなトップの位置を体得することができます。
<取材協力>千葉カントリークラブ梅郷コース
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◆村口史子(むらぐち・ふみこ)
1966年(昭和41年)8月30日、東京生まれ。90年プロテスト合格。91年「サントリーレディース」で初優勝。99年に賞金女王。昨シーズン終了後に引退表明。ツアー通算7勝。165センチ、58キロ。血液型B。
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