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村口史子プロのゴルフレッスン
2005/11/17 過去のコラム一覧を見る

ターフは薄く長くが理想

― ターフの取り方 ―

Q:プロの試合を見ていると、アイアンショットでビシッとターフが飛んでかっこいいですね。どんなターフの取れ方が、いいのでしょうか?

 大きなターフを取るアイアンショット。強烈なスピンでグリーンにキュキュッと止まるボール。かっこいいですねぇ。でも、これは10年以上前の話です。現在では、あまり大きくターフを取ることはしません。ターフの上に直にボールが乗っているアイアンショットの場合、クラブヘッドで直接ボールをヒットしてからターフを取るダウンブローが推奨されてきました。だから、ターフが取れるのです。

 でも、現在は必要以上に大きくターフを取ることはお勧めできません。アイアンショットのスイングでは、最下点はボールをショットした後になります。最下点より手前でボールを捕らえてヒット、そのあとに薄く長いターフが取れるのが理想的なスイングです。

 ダウンブローを意識し過ぎると、クラブが鋭角に上から下りてきて、ボールの手前のターフを先にヒットしてダフってしまいます。また、ボールを先にヒットできても深く短いターフの取れ方では方向性、距離が一定しません。

 ボールより先のターフを薄く長く取るには、インパクトゾーンを長くすることが必要です。クラブが体の右サイドから降りてきたら、ヘッドが左足の前を通過するまで、直線的にクラブを動かすことが必要です。その間はフェースをターンさせることもなく、スクエアな状態をキープしてください。インパクト後は左足にしっかりと体重移動をして、目標に向かいボールを押し続けていくイメージを持つことです。これをマスターすれば方向性が安定して、常に同じ高さの弾道で飛距離も安定してきます。

 では薄く長いターフを取るための練習法です。ミドルアイアンを手にしてハーフショット、クオーターショットでラインを出してボールを打ってください。スタンスと平行にボールより離れたところに、クラブを1本置いて、そのラインと平行に打ち出すようにしましょう。練習場のマットの上から打つよりは、低くティーアップした方がライン出しの方向はよく分かります。自動ティーアップで高さが調節できる練習場なら、5ミリくらいの高さがいいと思います。そして低い球を打って行きましょう。ボールの打ち出し角をそろえることで、常に薄く長いターフを取っていくイメージを養うことが出来ます。

 ラウンドするときにも、常に自分のスタンスと平行にターフを取るように意識してください。肝心なのは打ち終わった後です。ボールの落下地点に向かう前に、自分の取ったターフの跡を観察してみてください。クラブの抜けた方向が分かるはずです。スライス球が直らない人は、クラブヘッドがアウトから入ってきてインに抜けているのが分かると思います。引っ掛けフックの人は、インからアウトに抜けています。

 プロでもラウンド中に自分の取ったターフ跡を見て、その日のスイングをチェックしています。そして最後には、きちんと目土を入れて自分の作ったターフ跡を埋めておきましょう。

<取材協力>千葉カントリークラブ野田コース


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村口史子(むらぐち・ふみこ)
 1966年(昭和41年)8月30日、東京生まれ。90年プロテスト合格。91年「サントリーレディース」で初優勝。99年に賞金女王。昨シーズン終了後に引退表明。ツアー通算7勝。165センチ、58キロ。血液型B。

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