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村口史子プロのゴルフレッスン
2005/11/24 過去のコラム一覧を見る

スタンスと飛球線は平行に

― 利き目を確認しスクエアにアドレスを ―

Q:自分では目標に対して真っすぐに立っているつもりでナイスショットしても、ボールは右方向へ。一緒にラウンドしている人からは、最初から右を向いて立っていると指摘されました。右を向かず正しく構えるには、どうしたらいいでしょうか?

 なんとなく立って、なんとなく打って、結果オーライのナイスショット! 気を使わない、こんなゴルフも、それはそれで楽しいのかもしれません。でも、そんなことは長く続きません。ショットが乱れだしたら、どこが悪いのか分からなくて収拾がつかなくなります。

 では、どこに気を付ければいいのでしょうか。まずはアドレスです。どんなスイングをしても、間違った方向に向かって立っていては台なしですね。

 ここで質問です。皆さんは自分の利き目を知っていますか? 右目、左目、利き目によって微妙にゴルフのスイングは変わります。利き目を知るには右でも左でも、親指と人さし指で丸を作って一方の目をつぶって物を見てください。左右両方の目で試して、両目を開いたときと位置がずれていない方の目が利き目です。

 ゴルフは目標物に対して、正対して立つスポーツではありません。目標とボールを結んだ飛球線と、2つの目を結んだラインを平行にしても、目標は斜めに見ることになります。同じようにスクエアに立てていても、右目が利き目なら左サイドが狭く、左目が利き目ならより広く見えたりします。自分の利き目を確認して、目標にスクエアに立ったときに、どのような見え方をするのか把握しておいてください。

 実際、アマチュアゴルファーの8割くらいが目標より右側を向いて構えていると言われます。目標にスクエアに構えるには、飛球線の後ろに立って確認。クラブフェースを飛球線に直角に構え、それからスタンスをスクエアにとります。多くのアマチュアが、ここで大きな間違いをします。フェースをスクエアにしても、スタンスを飛球線と平行ではなく、目標に向けてとってしまいます。これでは、飛球線とスタンスのラインがクロスしてしまいます。

 つまり、右を向いて立ってしまっているということです。実際は右を向いて構えているのに、本人は真っすぐ立てていると思っているのですから、ミスショットは必然とも言えます。スタンスなりに振って、右プッシュアウト。飛球線なりに振って、引っ掛けフックと球筋が安定しません。

 飛球線とスタンスのラインは平行が正しいのです。どこまでも、列車の線路のように交わらないのが正解です。スタンスのラインの延長線上は、目標となるピンなどよりも左側を通らなくてはいけません。飛球線と平行となるように、スタンスのラインと同じ向きにクラブを1本置いて練習してください。最初は、ずい分左を向いているような気がするかもしれません。でも、それが正解なのです。ラウンド中はプライベートなら一緒に回る人に向きをチェックしてもらうのがいいと思います。よくプロの試合を見ていると、キャディーが飛球線の真後ろに立って構えの向きをチェック、打つ直前にどいてショットに入ります。このようにプロでも、自分1人では間違いやすいのがアドレスの向き。常にチェックをして、正しく立てているときの景色を目に焼き付けてください。

<取材協力>千葉カントリークラブ野田コース


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   fumiko@nikkansports.co.jp

村口史子(むらぐち・ふみこ)
 1966年(昭和41年)8月30日、東京生まれ。90年プロテスト合格。91年「サントリーレディース」で初優勝。99年に賞金女王。昨シーズン終了後に引退表明。ツアー通算7勝。165センチ、58キロ。血液型B。

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