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2004/04/29
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丸山の悩みは理論で改善
― 飛ばし編その4 ―
丸山茂樹(右)のパットを真剣に見る内藤雄士
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今回は、丸山茂樹選手のスイングについて話します。丸山選手と私は二人三脚で最新のスイングに取り組んでいます。先日もマスターズで会ってきましたが、彼が取り組んでいる、いかにストレートボールを打てるか。みなさんも十分に参考にできるテーマです。
丸山茂樹。彼と私は日大ゴルフ部の同級生です。16年前、入学時は一番うまい彼にあこがれ、スイングをまねしたものでした。それが今、指導する立場になったのは不思議ですね。
私は20歳で渡米し、スイング理論、練習法を学びました。98年に日本でツアープロを指導するようになりましたが、彼は既にトッププロでした。そんな彼が01年2月、雑誌で対談した際、悩みを口にしたのです。「2位になれても優勝する気がしない。このままでは中堅選手止まりだ」。
米ツアー参戦2年目で、00年賞金ランクも37位と立派なものでした。が、彼は「曲がらない球を打ちたい。どうしたらフェースローテーションを抑えられるか」と苦しんでいました。
彼もパーシモン(柿の木)ヘッドで育った世代です。タメを利かせてクラブを下ろし、開いたフェースをインパクトの直前に急激に閉じる打ち方が身に付いていました。これだとタイミング次第で右にも左にも飛びますが、彼は秀でた感性と器用な手さばきで、カバーしてきました。しかし、PGAでプレーする中で「フィーリングだけでなく、型をもちたい」と思うようになったのです。
こうして契約が始まったのですが、最大のテーマは、ミスにつながりやすい「ねじれ球」から「ストレート回転系の球」への改善です。でどうですか。ここでコーチしていることと同じ。「ダウンスイングでフェース面を目標方向に早く向け、インパクトゾーンの長いスイング」なのです。マルちゃんのスイングは皆さんにも十分に参考になります。
首痛に苦しんだ03年。9月のジョンディールクラシックで予選落ちした際「首が痛いなら、トップをもっと低くしたら?」とアドバイスしたところ、彼は「こんなに低くていいの? これなら楽に振れる」と言いました。それでもトップは右耳と右肩口の間にあり、それこそ適正な位置でした。
これも参考になります。皆さんのスイングも自分の意識より、実は意外にトップが高い位置にあります。
腕を振り回すのではなく、体と腕を同調させながらボールをとらえていくようにしたことが、その後のツアー3勝目と今季の安定した成績につながったのです。時々、丸山選手のことを例に出します。それは私の目指す最新のスイングを体現してくれている実例があるからです。
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◆内藤雄士(ないとう・ゆうじ)
1969年(昭和44年)9月18日、東京生まれ。日大ゴルフ部では丸山茂樹らと同期。米国にゴルフ留学し、サンディエゴアカデミーなどで最新のスイング理論を学んだ。98年から日本ツアーでプロコーチでの活動をスタート。01年に丸山と契約し、日本人で初めて米ツアー(USPGA)プロコーチとして、マスターズ、全米オープン、全米プロのメジャー大会に参加した。(株)ラーニングゴルフクラブ(杉並区高井戸)の代表取締役で、2月から新宿駅ビル「マイシティー」屋上で開校した「クラブ23ゴルフスクール」を丸山と主宰している。
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