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内藤雄士の「世界最新スイング」
2004/05/13 過去のコラム一覧を見る

ボールはスタンスの中央寄り

― 方向性その2 ―

ボールの位置は左足かかとの延長線上(点線)より、ややスタンス中央よりになる ボールの位置は左足かかとの延長線上(点線)より、ややスタンス中央よりになる

 今回は、アドレスにおいての「ボールの位置」について説明します。読者には「ドライバーショットでは、ボールは左かかと延長線上」と思い込んでいる方もいらっしゃることでしょう。しかし、現在の世界の主流は、ボールの位置はスタンスの中央寄りなのです。なぜでしょうか。

 理由はクローズドスタンスで構える選手が多いからです。実際に振ってみると分かるのですが、この構えだとヘッドが体の正面にある時に最も力を発揮できるのです。つまり、ボールのつかまりも断然、良くなるのです。

 アマチュアの多くは、スライスに悩んでいます。そういう人に限って「ボールは左足かかと延長線上」を意識しても、実際は左過ぎていてボールを強くヒットできていません。アウトサイドインのスイング軌道だと、どうしても体が突っ込みがちで、ヘッドの落下点で延長線上より左寄りになってしまうのです。

 そもそもドライバーショットでのボールの位置は、そのような決まった概念よりも、正しい順序で行なわれたアドレスで決まります。(1)両肩、腰が平行になっているように真っすぐ立つ。(2)体の正面にグリップを持ち上げ、同時に背筋を伸ばす。(3)ひざを折り曲げて、真っすぐにヘッド(ソールの部分)を地面に近づけていく。(4)股(こ)関節から上半身を前傾させてソールを完了(背筋を丸めるのは厳禁)。順序通りのアドレスが決まったら、ヘッドの目前を確認します。そこが正しいボールの位置と考えてください。

 スタンスがクローズドになれば、自然とボールはスタンスの中央寄りになるはずです。ここで気をつけなければいけないのが、スライス打ちの人です。この位置にボールを置き、アウトサイドインのカット軌道のままでスイングすると空振りする恐れさえあります。だからこそ、先月に紹介したインサイドから振りやすく、ヘッドが返りやすいストロンググリップとテークバックでインサイドに引きすぎないフェースの管理。そして左足から右足への正しい体重移動を忘れないように気をつけてください。

 次回はミスショットの解消法を紹介します。ダフリ、トップ、チョロ、トップでお悩みの方も多いことでしょう。ゴルフにミスはつきもの。でも、それを繰り返さないためのポイントをレッスンしたいと思います。お楽しみに。


◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

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内藤雄士(ないとう・ゆうじ)
 1969年(昭和44年)9月18日、東京生まれ。日大ゴルフ部では丸山茂樹らと同期。米国にゴルフ留学し、サンディエゴアカデミーなどで最新のスイング理論を学んだ。98年から日本ツアーでプロコーチでの活動をスタート。01年に丸山と契約し、日本人で初めて米ツアー(USPGA)プロコーチとして、マスターズ、全米オープン、全米プロのメジャー大会に参加した。(株)ラーニングゴルフクラブ(杉並区高井戸)の代表取締役で、2月から新宿駅ビル「マイシティー」屋上で開校した「クラブ23ゴルフスクール」を丸山と主宰している。

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