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2004/06/10
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ドローはインサイド・アウト、フェードはアウトサイド・イン
― 応用編その2 ―
ドローボールを打つには、インサイド・アウトの軌道でスイングする
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今回のテーマはドロー、フェードです。ひとつの持ち球を生かすことがよりよいのですが、コースのレイアウトや状況に応じて、打ち分けが必要になることもあります。危険を伴うフック、スライスではなく、小さく曲がって距離も稼げるドロー、フェードの打ち方と使い方を説明します。
タイミングバッチリのリズムで打つストレートボールこそ理想ですが、どうしてもドローやフェードボールが必要になることもあります。ドッグレッグで、ストレートだと突き抜ける。または第2打以降で前方に木やその枝が邪魔して、まっすぐに打てないケースなどです。
こういう状況で手首を返したり、押し出したりしてボールを曲げようとする意識が働く方もいることでしょう。しかし、クラブヘッドの速度は時速200キロ以上で、ボールとの接触時間は1万分の4秒程度です。その一瞬に合せて手首を操作して精度の高いボールを打つことは不可能に近い。左への引っかけ、右へのプッシュアウトという危険も伴います。
それでは機械的に精度の高い曲がるボールをどう打つか? 「手首の動きを抑えるのが現在の主流」ということを前提に説明します。
◆ドロー まずアドレスに入る前に、後方から打ちたい弾道をイメージしてください。出球の方向と最終的にボールの落ちるターゲットを決めたら、出球に向けてスタンスを取ってください。いわゆる右足を引いたクローズドスタンスです。肩、ひざ、腰とフェースはターゲット方向にセット。そしてスタンスと平行にスイングすると、結果的に軌道がインサイド・アウトとなり、ドロー回転がかかってきます。フィニッシュは、グリップが左耳より高く位置するハイフィニッシュになります。
フェ−ドボールを打つには、アウトサイド・インの軌道でスイングする
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◆フェード 同様に弾道をイメージします。左から右への弾道になるので、出球に向けたスタンスは、左足を引いたオープンスタンスです。やはり肩、ひざ、腰とフェースはターゲットに向けてください。ドローでもそうですが、特にフェースがスタンスと同じように左を向いていたら、出球の方向に真っすぐ飛んで行きます。その点に気をつけて、スタンスの向きにそって自分のリズムで振れば、アウトサイド・インのフェード回転がかかるのです。フィニッシュはグリップが左耳の下にくるローフィニッシュになります。
もっともアマチュアの方が、この方法を実践した場合、曲り幅が予想より大きくなってフックとスライスになることも考えられます。世界的にはスタンスも変えないで、打ち分ける流れにあります。一定のリズムをキープして、スイングの軌道をドローならインサイド・アウト、フェードならアウトサイド・イン。出球に合わせたフォローを取る意識を持てば、微妙にボールは曲がるからです。
この打ち分けを完ぺきにこなすのは、確かに簡単ではありません。プロでもドローかフェード一辺倒という選手もいます。ただ、理論を頭に入れて練習場で試していれば、そういう状況が来た時、1つのオプションとして対応できると思います。レッツ・トライです。
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◆内藤雄士(ないとう・ゆうじ)
1969年(昭和44年)9月18日、東京生まれ。日大ゴルフ部では丸山茂樹らと同期。米国にゴルフ留学し、サンディエゴアカデミーなどで最新のスイング理論を学んだ。98年から日本ツアーでプロコーチでの活動をスタート。01年に丸山と契約し、日本人で初めて米ツアー(USPGA)プロコーチとして、マスターズ、全米オープン、全米プロのメジャー大会に参加した。(株)ラーニングゴルフクラブ(杉並区高井戸)の代表取締役で、2月から新宿駅ビル「マイシティー」屋上で開校した「クラブ23ゴルフスクール」を丸山と主宰している。
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