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内藤雄士の「世界最新スイング」
2004/08/26 過去のコラム一覧を見る

左右の手、腕と体の動きのハーモニーつくる

― ドリル編その2 ―

クラブを2本持って平行になるように構える(撮影・中村誠慈) クラブを2本持って平行になるように構える(撮影・中村誠慈)

 今月はアイアンのドリルを紹介してきましたが、上級者向けの難易度の高いドリルも体験してみましょう。両手にそれぞれ1本ずつクラブを持って、その間隔を保ちながらスイングするものです。ボールを真っすぐ飛ばすためには、両腕の振りを同調させることもポイントです。ゆっくり、じっくり始めましょう。

 スイングの上達を感じてきた人に、ぜひトライしてほしいドリルです。まずは両手に1本ずつクラブ(ミドルアイアン)のヘッド側を持ってください。

 (1)アドレス 両わきの幅で2本のクラブが平行になるように構えます。個人差はあると思いますが、約20センチの幅になるはずです。

 (2)テークバック シャフトが地面に平行になるあたりで、一度動きを止めて、左右のグリップの間隔をチェクしてください。アドレスのままの間隔なら問題ありません。

 (3)トップ 体重を右股関節にしっかり乗せた上で、2本のクラブが平行になっているか確認してください。

 (4)ダウンスイング クラブが自然落下するイメージで、もう一度、地面と平行になる位置でクラブを止めてください。

 (5)インパクト ゆっくりと右から左への重心移動を始め、胸を開かずインパクトまで両手、両腕を移します。

 (6)フォロー ここでもクラブが平行になっていることを確認しながら重心移動を完成=解放の状態にします。

 このドリルの狙いは左右の手、腕と体の動きのハーモニーをつくることです。左右どちかの腕が勝ったり、手先だけで振っていては、2本のクラブを平行には保てず、正しいスイングプレーン(軌道)からも外れてしまいます。最初は本当にゆくっりと動きを止めながらで十分です。そして慣れてきたと感じたら、リズムをつけて振ってみてください。右手だけ、左手だけが暴走せずにスイングできる絶好のドリルになるはずです。

2本のクラブはフォローでも平行を保つ 2本のクラブはフォローでも平行を保つ

 さて今月はハーフスイング、スプリットハンド、クロスハンド、タオルを使った練習法、そしてこの2本のクラブを使ったドリルなど、上達のための練習法を紹介してきました。どれも手軽に実践できるものですが、正しいスイングを身につけるための地道な作業で根気も必要です。中には「お金払って練習場に行くんだから、気持ち良くフルスイングでボールを打ちたいよ」と、ドリルを避ける人もいると思います。

 もちろん、やるかやらないかは個人の自由です。だけど僕が見てきた中で判断すると、理論を頭に入れてドリルも取り入れて練習してきた人と、やみくもにボールを打ってきた人では、体のパワーが衰えてくる40歳を境にスコアの伸びに大きな違いがでてきます。力に頼らず効率のいいスイングができてこそ、ゴルフは長く楽しめるものです。もっとゴルフを好きになるために、これからも頑張りましょう。


◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

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内藤雄士(ないとう・ゆうじ)
 1969年(昭和44年)9月18日、東京生まれ。日大ゴルフ部では丸山茂樹らと同期。米国にゴルフ留学し、サンディエゴアカデミーなどで最新のスイング理論を学んだ。98年から日本ツアーでプロコーチでの活動をスタート。01年に丸山と契約し、日本人で初めて米ツアー(USPGA)プロコーチとして、マスターズ、全米オープン、全米プロのメジャー大会に参加した。(株)ラーニングゴルフクラブ(杉並区高井戸)の代表取締役で、2月から新宿駅ビル「マイシティー」屋上で開校した「クラブ23ゴルフスクール」を丸山と主宰している。

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