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2004/09/16
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欲張らずコンパクトに振る
― 斜面からのショットその2 ―
左足上がり、左足下がりとも両ひざのラインは斜面と平行にする(撮影・水谷安孝)
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左足上がりと左足下がり。第1打でナイスショットをしてフェウエーキープしても、打ち上げ、打ち下ろしのホールではこの2つのライを避けられません。苦手意識を持たず、すっきり打てる方法を説明します。
せっかくナイスショットをしても、第2打で打ち上げや打ち下ろしのライに立って「打ちづらいな〜」と感じたことがあると思います。まずはどちらにも共通するバランスの取り方からです。
両ひざのラインは斜面と平行にします。一方、上体は重力に対して垂直に構えます。僕がジュニアのころのレッスン書には、斜面に対して体全体を平行にと書いてありましたが、それは誤りでした。実際、打ってみると分かりますが、左足上がりではフィニッシュで右足に体重が残ってダフリやトップになりやすくなります。左足下がりでもバランスを崩してボールが上がらず飛距離も出ません。では、ライ別の対処法です。
◆左足上がり
アドレス ボールの位置は右足寄りにセットします。体重移動が難しいため最初からインパクトの形を意識して、重心はやや左足寄りになります。グリップはやや短めです。
スイング 当然、大振りだとバランスを崩すので、コンパクトが大前提です。大きなフィニッシュも避けて「当てて終わり」ぐらいの意識が必要です。ボールが上がりやすいライなので、インサイドアウトの軌道で必要以上にボールがつかまって、ひっかけが飛び出すこともあります。ダウンスイングからフォローまで手首を返しすぎないように注意しましょう。ボールが上がる分、多くの飛距離は望めないので、通常より大きいクラブを持つ判断も必要になります。
左足上がりも左足下がりも、上体は重力に対して垂直に構える
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◆左足下がり
セットアップ 左足上がりと同じくボールは右寄り。傾斜がきつくなるほど、右にしてください。左足寄りにしてはクラブヘッドが届かず、トップの原因になります。やはり体重移動はあまり行わないことがポイントなので左足重心。グリップも短めです。
スイング ボールが上がりにくいライですが、無理に上げようとしてはいけません。斜面に逆らわず斜面なりに打ちましょう。無理に上げようとすると、スイング軸がブレてミスショットになります。ロフトを信じて振れば必ずボールは上がります。また、ターゲットが打つ地点より下にあるケースが多いので、うまくランを利用して打つ工夫が必要です。アウトサイドインでスライス系のボールになりやすいこともあるので、あらかじめターゲットを左側に取ることも頭に入れておきましょう。
◆まとめ
説明したように、この2つのライからのショットも基本は「欲張らずコンパクト」です。前回のつま先上がり、つま先下がりも含めて斜面からのショットは「難しい」と思うのではなく、割り切って次につながるショットを打つことです。斜面からきれいに打てれば、気持ち的にも乗ってきます。またゴルフを楽しくするために、トライしてください。
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◆内藤雄士(ないとう・ゆうじ)
1969年(昭和44年)9月18日、東京生まれ。日大ゴルフ部では丸山茂樹らと同期。米国にゴルフ留学し、サンディエゴアカデミーなどで最新のスイング理論を学んだ。98年から日本ツアーでプロコーチでの活動をスタート。01年に丸山と契約し、日本人で初めて米ツアー(USPGA)プロコーチとして、マスターズ、全米オープン、全米プロのメジャー大会に参加した。(株)ラーニングゴルフクラブ(杉並区高井戸)の代表取締役で、2月から新宿駅ビル「マイシティー」屋上で開校した「クラブ23ゴルフスクール」を丸山と主宰している。
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