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2004/10/07
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欲張りは禁物!グリーン周りのアプローチ
― アプローチ前編 ―
1打でも少ないスコアで上がりたい。ゴルファーならだれもが持っている願望ですが、それを実現するにはアプローチ、パットの充実が必要です。ナイスショットを生かすも、ミスショットをカバーするも小技次第。まずはアプローチを使う状況と特徴を解説します。
カラーやエッジからはランニングアプローチが有効(撮影・中村誠慈)
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プロでもアマでもスコアメークのカギは、アプローチとパットです。練習場ではドライバーショットの練習に時間を費やす時間が多くなってしまいます。それでも、コースに行けば「ああ、グリーン周りのアプローチがもっとうまくいけば…」と痛感する人も少なくないでしょう。
アプローチショットは、状況に応じて打ち方も変わってきます。ランニングアプローチ、ピッチ&ラン、ロブショットの3種類に大別できますが、それぞれどんな特徴があるのかを把握しておく必要があります。アウトラインは次の通りです。
◆ランニングアプローチ
▽特徴 ピンに対して点ではなく、転がして線で寄せるために距離感が出しやすく、チップインの可能性が最も高い寄せ方になります。
▽条件 ボールがグリーン周囲や花道にあり、ピンまでの間に障害物がないことが前提です。パターではカラーなどでボールの勢いを失ってしまう状況で有効な手段です。
▽使用クラブ 3番から6番アイアンでは短く持ってもクラブ自体が長く、スイングしづらいので7番アイアン以上ロフトのあるクラブの使用が良いと思います。
グリーンまでやや距離がある場合はピッチエンドランで
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◆ピッチ&ラン
▽特徴 キャリーとランが、ほぼ5対5の比率になる。確実にグリーン面にキャリーさせて、ランでピンに寄せます。
▽条件 グリーン面がボールの位置よりも高く(段差がある)、ボールとグリーンエッジの間にラフやバンカーなどの障害物がある。さらにグリーンエッジからピンまで比較的距離があり、ランを使える状況が前提になります。
▽使用クラブ ボールを上げる必要性から、9番アイアン以上ロフトのあるピッチングウエッジ、アプローチウエッジ、サンドウエッジが妥当と言えます。
◆ロブショット
▽特徴 アプローチの中でもスペシャルなショットです。ランが使えず、キャリーだけでピンに寄せなければいけないという状況で選択します。
▽条件 ボールとグリーンの間にバンカーやラフなどのハザードがあり、グリーンエッジからピンの間が短い。もしくは2段グリーンの段差近くにピンがあり、ランを使ってはピンのある段に寄せにくい状況で必要になる。
バンカーやハザード越えにはロブショットを使う
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▽使用クラブ ボールを高く上げ、そのボールの自重によってボールを止める打ち方から、最大にロフト角のあるサンドウエッジを選択すべきでしょう。
以上が3種類のアプローチの基礎知識ですが、その状況で頭に描いたイメージを実現する、打つ技術を身に付けることが大切です。ただ「欲張りは禁物」ということを忘れてはいけません。アプローチをする前に「絶対にパーをセーブする」というプロの考え方です。アマなら「ここから3打以内でおさめる」と考えた方が良いでしょう。
シングルプレーヤーで漫画家の本宮ひろ志さんは、ハーフを30台でプレーするために「3回パーオンで3回パー、3回寄せて1パットで3回パー、3回は乗せて2パットでボギーでも39」という意識を持つそうです。要するに「ボギーで十分、パーならありがたい」という発想です。
欲張ってランニングアプローチでチップインを狙ったものの、カップを大きくオーバーさせたりしたことはありませんか? ピッチ&ランで「これを寄せなきゃ」と緊張してチャックリやトップしたことは? こういうミスは、ドライバーやアイアンのミスショットよりもショックが大きいと思います。
本宮さんのような意識に徹することができれば、技術への対応もスムーズになるはずです。次回からは技術解説。ランニングアプローチから学びましょう。
◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇
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◆内藤雄士(ないとう・ゆうじ)
1969年(昭和44年)9月18日、東京生まれ。日大ゴルフ部では丸山茂樹らと同期。米国にゴルフ留学し、サンディエゴアカデミーなどで最新のスイング理論を学んだ。98年から日本ツアーでプロコーチでの活動をスタート。01年に丸山と契約し、日本人で初めて米ツアー(USPGA)プロコーチとして、マスターズ、全米オープン、全米プロのメジャー大会に参加した。(株)ラーニングゴルフクラブ(杉並区高井戸)の代表取締役で、2月から新宿駅ビル「マイシティー」屋上で開校した「クラブ23ゴルフスクール」を丸山と主宰している。
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