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2004/12/16
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フェースの開き方と振り幅で調整
― バンカーショットその2 ―
今回のテーマはバンカーショットでの距離感です。砂の爆発力を利用するショットだけに、通常のショットよりも距離感を出すのが難しいのは事実です。もっともフェースの開き方、振り幅の調整で、それもマスターできるのです。
グリーン周りのガードバンカーでも、ピンまでの距離はさまざまです。30ヤードもあれば、10ヤードもあります。これをフェースの開き方と、振り幅で調整します。30ヤードならアプローチウエッジや、ピッチングウエッジを使うことを勧めるインストラクターもいますが、普段ツアープロを指導している僕は、彼らがそうしているようにサンドウエッジ1本での距離感のつかみ方を紹介します。
30ヤードのバンカーショットのフィニッシュは最大限まで振り切り距離を出す
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まず頭に入れてほしいのは、ガードバンカーでのショットは砂を爆発させるエクスプロージョンショットが前提ということです。前回説明したようにボールの5〜10センチ手前に、バンスから鈍角にクラブヘッドを砂に入れます。正しくこのショットができた場合、ボールはどんなに遠く飛んでも30ヤードが限界です。
30ヤード フェースを1時の角度に開き、トップはグリップ位置が最大限の9時30分になるように上げます。フィニッシュも最大で振り切りましょう。
20ヤード フェースを2時の角度に開き、やはりトップは9時30分の位置です。フィニッシュも最大にしてしっかり振ります。
10ヤード フェースは2時の角度に開き、8時30分のトップで、フィニッシュは4時30分の高さにおさめます。
10ヤードのバンカーショットのフィニッシュは低い位置に収める
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さらに距離感はボールの高さにも関係してきます。バンカーのアゴが高くボールも高く上げたい時は、フェースを2時まで開いて高い位置でフィニッシュする。低いボールで出したい時は、フェースは1時にして低い位置でフィニッシュ。これを頭に入れておけば、あとは自分の感覚で調整できるはずです。
もっとも何よりも大切なことは、スイングスピードを変えないことです。インパクトの強弱で調整しようとして、ミスをするケースをよく目にします。丸山茂樹プロも常に「バンカーショットはスイングリズムを変えない。自分の決めた位置までしっかりフィニッシュする」と口にしています。
バンカーショットに慣れてきたら砂を薄めに取ってスピンをかけたり、厚めに取って少ないキャリーでランを出すという応用もできます。40ヤード以上のショットになると、エクスプロージョンショットでは対応できないので、通常のショットのようにボールをクリーンにヒットしなければいけません。フェースもスクエアにして構え、下半身は余計な動きを抑えて、自分の決めたフィニッシュ位置までリズムを保ちながらショットする。これはエクスプロージョンショットと共通したポイントになります。
ただし世界のトッププロでもバンカーから1パットで沈める「サンドセーブ」の確率は50〜60%です。欲張らずグリーンに乗ればOKという意識を持てば、良い結果もついてくるものです。気楽にバンカーショットに臨みましょう。
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◆内藤雄士(ないとう・ゆうじ)
1969年(昭和44年)9月18日、東京生まれ。日大ゴルフ部では丸山茂樹らと同期。米国にゴルフ留学し、サンディエゴアカデミーなどで最新のスイング理論を学んだ。98年から日本ツアーでプロコーチでの活動をスタート。01年に丸山と契約し、日本人で初めて米ツアー(USPGA)プロコーチとして、マスターズ、全米オープン、全米プロのメジャー大会に参加した。(株)ラーニングゴルフクラブ(杉並区高井戸)の代表取締役で、2月から新宿駅ビル「マイシティー」屋上で開校した「クラブ23ゴルフスクール」を丸山と主宰している。
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