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2004/12/23
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ヘッドを滑らせて打ち出す感覚つかむ
― バンカーショットその3 ―
ティッシュを使ったドリル。バンスから接地し、ヘッドを滑らせながらスイングします
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バンカーショットが苦手な人が多い理由は、やはり通常のショットに比べて練習機会に恵まれないことです。もっとも、ちょっとした工夫で砂を爆発させる感覚をつかむドリル(練習法)はあります。簡単にすぐに取り組めるものから紹介します。
砂はなくても、バンカーショットの感覚はつかめます。四つ折りにしたティッシュペーパーを用意してください。その中心にボールを乗せると、これだけでバンカー内にいるイメージが膨らんできます。
バンカーショットは、砂を爆発させるエクスプロージョンショットが基本です。その感覚をつかむために、ボールとテッシュペーパーを一緒に打ち出します。一緒に打ち出すには、テッシュペーパーの折り端部分をインパクトポイントにします。ソール部分のバンスから接地させ、ヘッドを滑らせながらスイングします。リーディングエッジ(刃)から接地させるとヘッドは滑らず、テッシュペーパーもボールもフワリと浮くことはありません。
部屋の中でもできるドリルがあります。スケッチブックとスポンジボールを用意してください。バンカーショットと同じようにボールの5〜10センチ手前に、バンスからヘッドをスケッチブックに触れさせます。そしてそのままヘッドを滑らせるとスポンジボールは、バンカーから飛び出すボールのように柔らかい曲線を描くはずです。
次は実際にバンカー内に入ってのドリルですが、米国では板を使う練習が普及しています。僕も米国留学中にこのレッスンを受けました。砂の下に板を埋め込み、ヘッドが跳ねやすい状態にします。狙いはヘッドを打ち込むようにスイングするのではなく、ヘッドを滑らせて打ち出す感覚をつかむことが目的です。また、先ほど紹介したテッシュペーパーのドリルを、バンカー内で試しても同様の効果があります。
もっともバンカーショットは、気持ちの持ち方が成否に大きく影響してきます。「クリーンにヒットしてホームランしたらどうしよう」「アゴにあたってボールが出ないかも」と、不安を抱くのではなく「バンカーならボールの手前を打てばいいんだ」と、前向きに考えましょう。
「ボールの手前を打つ=ダフる」という感覚も間違いです。バンス部分から接地させ、砂の中で滑らせても簡単に振り抜けるわけですから、ダフりではありません。あとは思い切りです。前回も記しましたが、インパクト直前にスイングスピードを落とすのではなく、自分で決めたフィニッシュポイントまで、しっかり振り抜くことを常に頭に入れてください。
では、年が明けて来年1月も、バンカーショット編を続けます。どんな状況でも対応できるピンチに強いショットを紹介していきます。良いお年を。
米国で普及している板を使ったドリル、(右)バンスの当たる位置
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◆内藤雄士(ないとう・ゆうじ)
1969年(昭和44年)9月18日、東京生まれ。日大ゴルフ部では丸山茂樹らと同期。米国にゴルフ留学し、サンディエゴアカデミーなどで最新のスイング理論を学んだ。98年から日本ツアーでプロコーチでの活動をスタート。01年に丸山と契約し、日本人で初めて米ツアー(USPGA)プロコーチとして、マスターズ、全米オープン、全米プロのメジャー大会に参加した。(株)ラーニングゴルフクラブ(杉並区高井戸)の代表取締役で、2月から新宿駅ビル「マイシティー」屋上で開校した「クラブ23ゴルフスクール」を丸山と主宰している。
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