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2005/01/20
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「大きく振り抜く」を意識、一発脱出に集中
― バンカーショットその6 ―
左足下がりのバンカーでは、フェースを開きボールをスタンス中央にセット(撮影・神戸崇利)
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左足下がりのバンカーショットは、プロゴルファーでも容易ではないショットです。高い弾道を打ちづらく、ピンまでも遠く感じるためです。もっとも、これを避けてはスコアメークにつながりません。振り抜きをテーマに困難に立ち向かいましょう。
バンカー内で左足下がりのライにボールがある。それを見た瞬間「一発で出せるのだろうか。ちゃんとボールをとらえられるのだろうか?」と不安になる人もいると思います。1打1打に賞金のかかるプロも、このライでは慎重に時間をかけて打つほど、難易度の高いショットだからです。
といっても怖がってばかりもいられません。基本の手順とポイントを説明します。
(1)フェースを開いてからグリップします。決してグリップした状態からフェースを上に向けてはいけません。これはバンス(ソールの出っ張った部分)をきかせたショットを打つための鉄則です。
(2)ボールをスタンスの中央にセットします。通常のバンカーショットでは左足寄りになりますが、傾斜地では中央が基本です。左足寄りだとクラブヘッドが届きにくくなるためです。
(3)上半身を重力方向に対して、垂直にセットします。両ひざの高さと胸が平行になるイメージです。上半身が傾斜に対して垂直になると、体が傾いてミスショットを誘発します。
(4)左足を後方に引いたオープンスタンスに構えますが、両肩や両腰を結ぶ体のラインは目標方向に対して平行にセットします。
(5)バックスイングとダウンスイングは、体のラインにそってスイングします。
インサイドアウトで大きく振り抜き、高いフィニッシュを意識する
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(6)バンスから先に砂に接地させるエクスプロージョンショットで砂を爆発させ、インパクト以降はフォローを右側に出すイメージで大きく振り抜きます。内側から外側に振るインサイドアウトのスイングです。
(7)より高いフィニッシュを意識しましょう。
以上のように最大のポイントは大きな振り抜きです。フェアウエーやラフでの左足下がりでは「傾斜面にそったフォローを取って低いフィニッシュ」という基本がありますが、バンカーでその形をとると、ボールが低く打ち出されて先にあるアゴを越えない可能性が出てきます。
しかし高いフィニッシュばかりを意識すると、体が開いてバランスを崩してしまいがちです。体重移動はせず、ボールに体を正対させてしっかりインパクト。その上でフィニッシュを取る。インサイドアウトのスイングなら、ヘッドアップも防止できるはずです。
もっともこの状況から、ピンにボールを寄せることは至難です。何度も繰り返しますが、バンカーショットで最も大切なことは一発での脱出です。特にこの左足下がりからは寄ればラッキー。気負わず「一発脱出」だけに集中して、ボールに向かいましょう。
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◆内藤雄士(ないとう・ゆうじ)
1969年(昭和44年)9月18日、東京生まれ。日大ゴルフ部では丸山茂樹らと同期。米国にゴルフ留学し、サンディエゴアカデミーなどで最新のスイング理論を学んだ。98年から日本ツアーでプロコーチでの活動をスタート。01年に丸山と契約し、日本人で初めて米ツアー(USPGA)プロコーチとして、マスターズ、全米オープン、全米プロのメジャー大会に参加した。(株)ラーニングゴルフクラブ(杉並区高井戸)の代表取締役で、2月から新宿駅ビル「マイシティー」屋上で開校した「クラブ23ゴルフスクール」を丸山と主宰している。
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