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2005/02/24
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型破りな新星出てこい!!
― ゴルファーへの提言 ―
W杯女子ゴルフで優勝しトロフィーにキスをする宮里藍(左)と北田瑠衣
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3月4日から日本女子ツアーが開幕します。いよいよ日本のゴルフシーズンも始まるのです。宮里藍と北田瑠衣のコンビで第1回女子W杯に優勝したことで、ゴルフそのものに注目が集まり始めています。今こそブーム再燃のチャンス。この流れを逃さないために、主役となるプロゴルファーは何をすべきか提言します。
長かったオフシーズンも終わり、ダイキンオーキッドレディスを皮切りに日本の05年ゴルフシーズンが始ります。既に海外では丸山茂樹プロが米ツアーのソニーオープンで3位に入り、宮里、北田の日本代表が女子W杯に優勝しました。ゴルフに携わる者として、素直にうれしく思います。
世界で活躍する日本人がいるスポーツは、次世代に夢を与え盛り上がります。イチロー、松井秀喜のいる野球、中田英寿、中村俊輔が活躍するサッカーのように、ゴルフも注目される環境になりました。その流れで昨季も大きく飛躍した日本女子ツアーが開幕するのです。
プロゴルファーは高いレベルのプレーはもとより、醸し出すキャラクター=個性が強く求められます。その意味では宮里、横峯さくらの2人は素晴らしい華を持っています。彼女たちはアマチュア時代からツアーの上位に入っているのですが、そこにはすごくひたむきに努力してきた背景があります。それでいて悲壮感感がない。小さな体で明るく楽しそうにプレーする姿は、見ている者をワクワクさせます。
周囲に流されず淡々と自分のプレーに徹する不動裕理の存在も欠かせません。調子の良し悪しにかかわらず、優勝争いの中に入ってくる実力。タイプは違いますが、憎らしいほどの強さは、かつてのジャンボ(尾崎将司)さんを思わせます。
ほかにも北田、茂木宏美ら20歳代の有望プロ、10代には僕もレッスンしたことのある金田久美子、宮里美香というアマの有望株もいます。そういう意味では今の女子ツアーには、これ以上ない実力+キャラクターのバランスが構成されるといえます。
一方で男子ツアーはどうでしょう。昨季も実力が伯仲した中で、賞金王の片山晋呉も2勝止まり。外国人に多くの優勝をさらわれたこともそうですが、傑出した存在がいないことが、人気低迷の原因とされています。もっとも丸山は「選手のキャラクターが不足している」と指摘します。世界最新の理論を伝える側のコーチの僕が言うのも変かもしれませんが、自分のタイミングさえ間違えなければ、型破りなスイングはあってもいいのです。青木功さん、友利勝良さんのように、人には簡単にまねできないスイングは僕の目から見ても魅力的です。練習の積み重ねでものにしたのですからね。
米ツアーのように日本ゴルフツアー機構(JGTO)も、男子選手を売り出すためのCMを検討すべきでしょう。あとは個人が、どれだけファンにアピールするか。目の前のプレーだけでなくサイン、写真を含めた細かい心配り。丸山、宮里の見せた世界での活躍で、確実にゴルフそのものに注目する人は増えています。チャンスを逃してはいけません。
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◆内藤雄士(ないとう・ゆうじ)
1969年(昭和44年)9月18日、東京生まれ。日大ゴルフ部では丸山茂樹らと同期。米国にゴルフ留学し、サンディエゴアカデミーなどで最新のスイング理論を学んだ。98年から日本ツアーでプロコーチでの活動をスタート。01年に丸山と契約し、日本人で初めて米ツアー(USPGA)プロコーチとして、マスターズ、全米オープン、全米プロのメジャー大会に参加した。(株)ラーニングゴルフクラブ(杉並区高井戸)の代表取締役で、2月から新宿駅ビル「マイシティー」屋上で開校した「クラブ23ゴルフスクール」を丸山と主宰している。
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