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内藤雄士の「世界最新スイング」
2005/03/10 過去のコラム一覧を見る

パットに磨きをかける練習法

― パットその5 ―

2本のクラブで作ったレールに触れないようにストローク(撮影・中島郁夫) 2本のクラブで作ったレールに触れないようにストローク(撮影・中島郁夫)

 今回のテーマは、パットの「打ち出し方向」「距離感」に磨きをかける練習法(ドリル)です。ツアープロも取り入れている代表的なドリルを紹介します。ラウンド前の練習グリーンや、自宅のパターマットでも簡単に実践できるので、その狙いから説明します。

 パットの成功率を高める必要最低条件とは? 答えは設定したパットラインにボールを正確に打ち出すことです。打ち出し当初からラインを外していたのでは、何回ストロークしてもカップには入りません。

 ツアープロは打ち出しの精度を高めるために、さまざまなドリルを取り入れています。代表的なドリルを紹介します。

 ◆2本のクラブ間でストローク

 (1)練習グリーンでストレートのラインを探し出し、2本のクラブをパターヘッドよりもやや広い間隔で並べてレール状にセットします。

 (2)2本のクラブに触れないようにまっすぐテークバックする。

 (3)ストローク中にグリップエンドに常に正対させたままストロークすることで、2本のクラブに触れずにボールをヒットできる。

 (4)フォロースルーまでストレートにストロークする。

 このドリルの狙いは、まず自分のストロークの現状を知ることにあります。実際に試してみると、最初のうちはテークバックで、もしくはフォローで2本のクラブに触れることもあるでしょう。その触れ方によってインサイドアウトになっているのか、アウトサイドインなのかを把握できます。その上で練習を重ねるうちに、ボールの打ち出しをストレートにする感覚や、ストレートにパターヘッドを振れるストローク感を磨くことができます。

 もう1つ、パットに不可欠なのは距離感です。バックストロークが大きくなりすぎてインパクトをゆるめたり、ヘッドスピードを減速させながら打つ人に最適なのが次に紹介するドリルです。

右足の外側の空き箱に触れないようにストローク 右足の外側の空き箱に触れないようにストローク

 ◆右足よりも外側に空き箱を置いてストローク

 (1)パットラインの後方線上で、右足のやや外側に空き箱をセットします。

 (2)スタンス幅と同じ振り幅で、空き箱に触れないようにバックストロークをする。

 (3)ヘッドを加速しながらインパクトへ。

 (4)インパクト後、バックストロークの振り幅と同じ振り幅でフォロースルー。

 距離感が出せないという人の多くが、その距離に適していない大きなバックストロークを取りがちです。それを矯正するのが、この空き箱をつかったドリルです。感覚をつかんだら徐々に振り幅を広げ、空き箱の位置もそれに比例して後方にずらしていきましょう。

 次回もパット成功率を高めるためのドリルを紹介します。工夫した練習が進歩を呼びます。お楽しみに。


◆ ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

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内藤雄士(ないとう・ゆうじ)
 1969年(昭和44年)9月18日、東京生まれ。日大ゴルフ部では丸山茂樹らと同期。米国にゴルフ留学し、サンディエゴアカデミーなどで最新のスイング理論を学んだ。98年から日本ツアーでプロコーチでの活動をスタート。01年に丸山と契約し、日本人で初めて米ツアー(USPGA)プロコーチとして、マスターズ、全米オープン、全米プロのメジャー大会に参加した。(株)ラーニングゴルフクラブ(杉並区高井戸)の代表取締役で、2月から新宿駅ビル「マイシティー」屋上で開校した「クラブ23ゴルフスクール」を丸山と主宰している。

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