A1グランプリ(GP)が25日、英国で開幕する。A1GPはF1を頂点にGP2、ユーロF3000など乱立状態のフォーミュラレースとは一線を画し、むしろF1の「裏番組」として冬期に集中的に行われる新シリーズ。
「モータースポーツのW杯」をコンセプトに掲げ、国別対抗戦の意味合いも持つ。各チーム2台のうち、少なくとも1台には自国出身ドライバーを起用しなければならない。またマシンにはナショナルカラーが塗られ、自国スポンサーから支援を受ける。
UAEのアリ・マクトゥーム殿下が潤沢なオイルマネーを使い首謀したW杯が、サッカー代表戦のような「熱狂の祭典」となるのか、注目が集まる。
マシン
ローラ製のワンメイクシャシーに最大550馬力のザイテックの3・4リットルV8エンジンを搭載、まさにF1級のスペックとなる。各国の格差を抑えるために、オフィシャルが委託した複数のレーシングチームがマシンを公平に管理するため、ドライバーの腕が勝敗を分ける。
日程
金曜にフリー走行、土曜に予選、日曜午前にグリッドを決めるラップ、午後に決勝を行う。暫定スケジュールは以下の通り、米国が2回組み込まれ、上海で最終戦を行う。
概要
23カ国の参加が決まったが、国によって力の入れ具合も異なる。サッカーのRマドリードFWロナウドが運営に関わるブラジル、インテルMFフィーゴのポルトガルは大きな話題を呼んだ。また、参戦発表会にマンデラ元大統領を担ぎ出した南アフリカや、釣魚台迎賓館でパーティーを開いた中国など国家レベルで応援する国もある。開幕戦が行われた英ブランズハッチ・サーキットには約8万人の観衆が集まり、興行としてはまずまずの成功を収めた。