本山&ライアン今季初優勝!王者の走りだ
<スーパーGT:第3戦>◇決勝◇26日◇マレーシア、セパンサーキット◇1周5・542キロ
昨季シリーズ覇者・本山哲(34)リチャード・ライアン(25=英国)組の「ザナヴィ ニスモ Z」(フェアレディZ)が1時間52分39秒660で今季初優勝を飾った。NSX勢との激しいバトルを制し「王者の走り」を見せつけた。
4番手スタートの本山は3周目に松田、ロッテラー組のNSXを抜くと、5周目には脇阪、飯田組のスープラを捕らえて2位に浮上。25周目にライアンに交代すると、44周目の第1コーナーで伊藤、ファーマン組のNSXを抜き、その後のデッドヒートを経て、最終コーナーで再びライアンが首位を奪還、そのまま逃げ切った。
11番手スタートのミハエル・クルム、柳田真孝組の「モチュール キーバリュー Z」は6位だった。
本山「思い通りのレース」
今季初優勝した本山哲(34)は笑顔で喜びを語った。「僕もリチャードも完璧ぺきでした。今年はすでに1レースを落としているので、チャンピオンシップを考えると、どうしても今回は最低でも2位に入るという意気込みでマレーシアに来ました。セパンでは暑さが最大の敵で、車にもタイヤにも厳しいのですが、チームが素晴らしい準備してくれたし、レースでも良い仕事をしてくれました。思い通りのレースができて大変満足していますし、日本国外にも関わらずコースのあちこちで赤い旗やTシャツが見え、日産サポーターが応援してくれたことが心強かったですね」。
ライアン「パーフェクト」
今季初優勝したリチャード・ライアン(25=英国)は笑顔で喜びを語った。「パーフェクトでした。サトシ(=本山)が完ぺきな状態でクルマを渡してくれました。8号機(=伊藤、ファーマン組NSX)には序盤から仕掛けて行くとリスクを負うと考え、安全にしかも確実に走りました。後半チャンスが訪れたのでパスしましたが、そのあと少し気が緩んでしまいましたね。(伊藤)ダイスケに抜き返されて目が覚め、またトップを奪い返しました」。
伊藤「悔しい」NSX2位
ホンダがNSXに投入した自然吸気(NA)エンジンがARTAを2位に押し上げた。今季ワイドボディを採用したNSXは、重量配分と空力性能に課題を残したが、ともに良化。量産NSX搭載のV63・2リッターをベースに、排気量を3・5リッターに拡大したNAエンジンが今後、他のNSXにも搭載される方向だ。
レースでは、伊藤大輔、ラルフ・ファーマン組の「ARTA NSX」(NSX)が残り3周で首位に再浮上したが、残り2周で逆転を許し、首位と4秒499差の2位に終わった。
伊藤は「後半は厳しい展開。悔しい気持ちでいっぱいです」と雪辱を誓った。ファーマンは「納得のいくレース。マシンのポテンシャルは非常に高いので、細かい改良をしていけば、また優勝するチャンスはあるよ」と手応えをつかんだ。
白井裕プロジェクトリーダーは「優勝を狙っていましたが、本当に悔しい結果となりました。今後は優勝するための最善策を講じたいと思います」と前を向いた。
ほかのNSX勢は松田、ロッテラー組が5位、道上、小暮組が7位、フィリップ、デュフォア組が10位だった。
GT300は新田、高木組V
GT300クラスでは新田守男、高木真一組の「ARTAガライヤ」(NSX)が1時間54分2秒979で今季初優勝を飾った。ポール・トゥー・ウィンの圧勝だった。10秒673差の2位は佐々木、山野組の「レクリス MR−S」、3位に木下、影山組の「エンドレス アドバン Z」が入った。
| 順位 | 車番 | チーム | 選手名 | タイム |
| 1 | 1 | ザナヴィ ニスモ Z | 本山 哲、リチャード・ライアン | 1:52'39.660 |
| 2 | 8 | ARTA NSX | 伊藤 大輔、ラルフ・ファーマン | 0'04.499 |
| 3 | 36 | DYNACITY TOM'S SUPRA | 土屋 武士、ジェームズ・コートニー | 0'15.375 |
| 4 | 6 | エッソウルトラフロースープラ | 脇阪 寿一、飯田 章 | 0'26.485 |
| 5 | 32 | EPSON NSX | 松田 次生、アンドレ・ロッテラー | 0'27.271 |
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