安田愛#17 「チャレンジ」への情熱
みなさん、こんにちは! NFLもシーズンオフとなりましたが、早くも8月6日、コルツとファルコンズが対戦する「NFL TOKYO 2005」がとても楽しみとなっています。
3月に入りましたが、この時期、思い出すのは「チアリーダーオーディション」のことです。たいていのNFLチアリーダーチームは、毎年4月ごろにトライアウトと呼ばれるオーディションを行っており、合格すると5月から練習が始まります。いよいよ「そのとき」が迫っているのです。
NFLとNFLジャパンは、2002年から04年まで日本人チアリーダーを対象としたNFLチアリーダー公式オーディションを日本で行い、たくさんの日本人女性が参加してきました。本場アメリカからスタッフとチアリーダーを迎え、アメリカ国内オーディションと同じ雰囲気の中で行うもので、01年はサンフランシスコでトライアウトを受けた私も、02、03年はこの日本オーディションに挑戦しました。
プロボウルが行われたハワイで撮影スタッフと
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今年は残念ながら、NFLジャパンが実施見送りを発表しましたが、アメリカのトライアウトがなくなってしまったわけではありません。アメリカ人ではない私たちにとって、滞在用ビザの取得、生活自体が厳しいのは、経験者である私も痛感しておりますが、「チャレンジ」への情熱を持ち続けることは、人間にとって大切なことだと思っています。
私は01年に渡米するまで、東京の自動車ディーラーの「日産プリンス」でOLをしていました。これまで「合格までにどんな準備をしたのですか?」という質問をたくさん受けましたが、正直なところ、NFLチアという目標が何年も前からあったというわけではなく、むしろ、NFLは雲の上の存在でした。しかし、高校で始めたチアというものを短大、社会人になってからも続けてきたことや、常に生活の中に大好きなダンスがあったこと、よい仲間たちがいたことが、NFLチア合格につながったのだと思います。チアリーダーでビザを申請する時には、今までのチア歴や受賞経歴などがかなり重要になることも付け加えておきます。
渡米してからの苦労は、もちろん山ほどありました。言葉が通じないのに、そこで生活しなくてはならないわけですから、チアの活動に関係なく、色々な壁にぶち当たりました。私は日本でずっと実家住まいでしたので、初の自炊生活やアパート暮らしを海外で経験したわけです。チーム練習の時も最初はチームメートに助けられっぱなし・・・。
チーム1年目は、とにかく余裕などなく、がむしゃらに頑張ったことを思い出します。でも、日々努力しているとアメリカの生活にも慣れてきて、少し余裕がでてきました。チーム2年目は、自分がチームに貢献できることは何かを強く考えて行動するようになりました。ちょうど02年8月には、チームで大阪遠征があったり、日本メディアにも取り上げてもらう機会が多くあったりしたので、日本人である私がチームに貢献できた年だったと思います。チーム3年目は、チャレンジする気持ちが自分の中に生まれました。いままでの経験、努力が、いつか自分のためになることを実感できた年でした。「NFLチア最後の年」と私自身、心のどこかで決めていたこともあり、すべてのことに意味があると思えるようになっていました。日本人である私がプロボウルチアリーダーに選ばれたのも、今までの出会いや積み重ねが生んだ結果だと思っています。
人にとって環境を変えることは、とてもパワーが必要なことであり、苦労も多いと思いますが、それによって得られることも多く、視野も広がると思います。ぜひチャレンジする気持ちを持ち続けて、みなさんも頑張ってほしいと思います。
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