堺で初V、新日鉄から8季ぶり/バレー
<Vリーグ男子決勝ラウンド第2戦>◇18日◇大阪市中央体育館◇決勝(3回戦制)
堺が3−2でサントリーに2連勝し、前身の新日鉄時代を含めると8季ぶり3度目、堺になってからは初の優勝を決めた。最高殊勲選手賞は堺の主将、千葉進也が初受賞した。第1セットを先取された堺はその後、ロドリゴや千葉の強打、伊藤らのブロックでペースを取り戻し、2セットを連取。サントリーも粘り、勝負はフルセットにもつれ込んだが、堺は第5セットを15−13で奪い、押し切った。
第5セット。14−13。ロドリゴのスパイクが、相手ブロックアウトを誘った。クラブチームとなって6季目の堺が初優勝を決めた。その瞬間、みんなが飛び上がって歓喜した。就任2季目で栄光を手にした中垣内監督は「感無量。泥くさく、1点を取りにいった結果です」と声を上ずらせた。目が涙で光った。
苦しいシーズンだった。レギュラーラウンドは開幕から4連勝と序盤は順調だったが、途中から故障者が続出した。勢いは衰え、一時は黒星が先行した。決勝ラウンド進出さえ危うい状況だった。
しかし、巻き返した。シーズン途中から出た石島が穴を埋め、故障者も次第に復帰する。レギュラーラウンド3位で進んだ決勝ラウンドでは、同2位のNEC、同1位のサントリーを撃破する番狂わせを演じた。
堺は前身の新日鉄から独立して以降、企業の一部門として活動する他のチームに有望選手が流れ、不振が続いた。そんな中で今季は賞金制度を導入するなど、次々と新機軸を打ち出し、選手のやる気を引き出した。
「勝つことだけを考え、チームが一丸となった」と話す千葉主将の言葉が、堺のすべてを言い表していた。
[2006/3/19/09:33 紙面から]
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