全豪テニス13日開幕!セリーナ4大会制覇だ
女子テニスの世界ランキング1位のセリーナ・ウィリアムズ(21=米国)が、女子史上9人目の4大大会全制覇の快挙に挑む。今季4大大会初戦全豪オープン(メルボルン)が13日に開幕。セリーナが優勝するとグラフ(ドイツ)以来の4大大会全制覇となる。また年をまたぐが、昨年全仏から続く史上5人目の4大大会連続全制覇もかかる。姉ビーナス(22=米国)との4大大会姉妹決勝対決も続いており、残された4大大会最後のタイトルが歴史を塗り替える。
その自信と勢いは脅威だ。セリーナは昨年、全仏初制覇からウィンブルドン、全米と連続制覇。今年、全豪の初タイトルを手にすれば88年グラフが4大大会全制覇を達成して以来の快挙となる。全仏から4大大会21試合で、セットを落としたのは全仏での2試合だけ。「(全豪に)優勝したら“セリーナスラム”と呼びたい」とまで言う。
快進撃を続けるセリーナにとって全豪だけは大きな関門だ。過去4回出場し、01年8強が最高。昨年は前哨戦のシドニー大会で右足首をねんざし、欠場。年頭の大舞台という調整の難しさが、下位選手に付け入るスキを与えた。コート上が50度近くにもなる猛暑もセリーナの行く手を阻む。
ただ今年は気持ちを切り替える。「昨年のことは昨年のこと。また挑戦者精神で向かっていくだけ」。4大大会全制覇となれば同時に連続全制覇も達成する。同年年間グランドスラム(年間4大大会全制覇)ではないが、それでも過去4人5度しか記録されていない。
パワー、スピードに安定性と死角はない。ビーナスとともに姉妹の飛び抜けた運動能力は女子テニスの概念を変えた。全豪で4大大会姉妹決勝対決が実現すれば、4大大会すべてがウィリアムズ一色に染まる。「私たちは選手。コートに入ったら、姉妹とか余計なことは考えない」。セリーナの闘争本能が歴史に新たな1ページ書き加えようとしている。【吉松忠弘】
ウィリアムズ倒すのはウィリアムズ
ウィリアムズを倒すのはウィリアムズだけ。打倒セリーナの最有力候補は姉ビーナスに尽きる。昨年の全仏から4大大会連続の姉妹決勝は、すべてセリーナに軍配が上がった。ビーナスは姉としての優しさが最大の弱点といわれる。ただ姉は世界ランク1位の座を先に手にし、昨年までの対戦成績も5勝2敗と圧倒。全豪はビーナスにとっても未到のタイトルで意地にかけ、妹の快挙は阻止したい。
また昨年の最終戦で姉妹を連破し優勝したクライシュテルス(ベルギー)も注目株だ。恋人が男子世界ランク1位ヒューイット(オーストラリア)で、オーストラリア国籍取得も検討中。第2の母国のような場所での声援は心強い。最近調子を落としているが、連覇中のカプリアティ(米国)もパワーなら負けていない。
◆セリーナ・ウィリアムズ
1981年9月26日、米ミシガン州サギナウ生まれ。5歳でテニスを始め、95年にプロ転向。99年に姉より先に全米で4大大会初優勝。01年全米では、4大大会117年ぶりの姉妹対決決勝で敗れたが、昨年の全仏決勝で雪辱。ウィンブルドン、全米も制し、初の世界ランキング1位に。5人姉妹の末っ子。178センチ、65キロ。
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