Jリーグ開幕を前に、3月1日から新サッカーくじ「totoGOAL」(トトゴール)が発売される。昨年はW杯期間の販売中断の影響などで売り上げが大幅に減少。今年は5試合のスコアを当てる「トトゴール」を導入し、収益増の起爆剤にする考えだ。一方、02年度は収益金から約68億円を助成金としてスポーツ環境整備事業などに交付。開始から3年目、トトは本当の意味で勝負の年を迎えた。
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01年と02年のトト比較
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2001年(実施29回)
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2002年(実施39回)
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604億1141万5800円
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総売り上げ
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408億5880万3900円
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20億8315万2269円
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平均売り上げ
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10億4766万1638円
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2338万487円(3170)
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1等当せん金
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4491万1289円(1万8579)
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20万4015円(286)
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2等当せん金
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141万7969円(1501)
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1万7366円(57)
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3等当せん金
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11万8298円(289)
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1282万3375口(47)
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総当せん口数
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170万8040口(239)
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※当選金は平均金額、02年の1等は該当なし5回を除く。 ( )内の数字は当選に必要な平均口数
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サッカーくじが「トトゴール」で決定力を増す。トト発売開始から3年目、日本体育・学校健康センターは売り上げ低迷打開の起爆剤として、新くじ導入に踏み切った。田村幸男スポーツ振興投票部長は「昨年の売り上げ総額は約400億円。今年は一昨年の600億円に戻したい」と話した。
現行のトトは13試合のホームチームの「勝ち」「負け」「引き分け」の3通りを予想する。これに対し、トトゴールは指定された5試合のゴール数を4通りで予想する。つまり、単純にスコアを当てる。対象が5試合に絞られるため予想しやすくなり、J1が中断されてもJ2だけで実施できるメリットがある。
サッカーくじは01年に年間1800億円の売り上げを目標にスタートした。しかし、発売当初こそ人気を集めたが、結局初年度の売り上げ総額は約640億円(02年3月分含む)にとどまった。2年目の昨年はW杯が開催されサッカーへの注目度が高まったにもかかわらず、逆にW杯中断も影響して400億円まで急落した。1回当たりでは初年度の半分の売り上げだ。
当せん率の低下もあった。初年度は低配当が響き後半の売り上げが落ちた。そこで昨年は延長戦をすべて引き分け(0)扱いにした。配当は高額になったが、当せん口数が激減し、当たる確率も少なくなった。初年度は47口(4700円)で1口は3等以上が当たったが、昨年は239口(約2万3900円)でやっと1口当せんという計算になる。
トトゴールは従来の問題を解決するための新システムだ。5試合限定のため、J1中断期間も実施できる上、サッカーに詳しくなくても気軽に予想できる。1等の当せん率も従来のトトの160万分の1に対し、105万分の1と下がる。2種類を併せて発売することで、購買層が広がる。
日本が参考にしているイタリアでは1946年にトトカルチョが発売され、94年にゴール数の多い8試合を当てる「トトゴール」、98年に6試合の得点を当てる「トトセイ」がスタートした。新くじは常に売り上げ低迷の起爆剤として導入された。「トトゴール」も日本の救世主になる。【首藤正徳】
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収益金の3分の2、68億円をスポーツ界へ
トト収益金の3分の2は全額「スポーツ振興事業」に活用された(3分の1は国庫納付金)。02年度は約68億円を助成金として全国に分配。地域スポーツ施設や総合型スポーツクラブ活動など1737件に役立てられた。田村投票部長は「地域スポーツ界に地殻変動が起きる」と話した。
「日本にスポーツ文化を根付かせる」。それがトト導入の最大の目標。収益金の使途については十分に検討された。スポーツ振興投票助成審査委員会を立ち上げ、横浜の岡田監督をはじめ、スポーツの現場に近い人たちをメンバーに選んだ。昨年6月、公開で厳正な審査を行った。
全国46カ所の地域スポーツ施設整備に約8億8000万円を支給したほか、指導者らにも分配。スポーツ界全体にきめ細かく助成した。田村投票部長は「販売から収益を得るまで1年。助成するまで1年。その結果が出るまで1年。トトは計3年のサイクルが必要。もう少し時間が必要なんです」。あくまで長期的展望での定着を目指している。
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