速報記事一覧へ スコア速報一覧へ スポーツカレンダーへ

nikkansports.com・ホームへ
click here!
共通ナビゲーションを飛ばす。ページメニューへ MLB | PDF号外 | プレゼント | 占い | 映像 | 新聞購読
0
googleの検索機能
nikkansports.com・ホームへ
ページメニューを飛ばす。コンテンツへ
TV全国番組表

click here!
スポーツTOP
NBA
NFL
NHL
大相撲
ラグビー
ゴルフ
モータースポーツ
新弥のDAYS'
メーンメニュー
・ 野球 ・ サッカー
・ スポーツ ・ バトル
・ 競馬 ・ 芸能
・ 社会 ・ 釣り
ページトップへ
スポーツタイトル

  スポーツNOW(9月3日付)
過去の記事一覧

組んだ途端やばい、女子の感触じゃない “ミスター京子”

神取忍(右)の激励を受けた浜口京子は、父アニマル浜口と気合十分
神取忍(右)の激励を受けた浜口京子は、父アニマル浜口と気合十分

 アテネ五輪の出場枠が懸かるレスリング・フリースタイルの世界選手権が12日、ニューヨークで開幕する。女子レスリングはアテネが初の正式種目となるが、72キロ級の浜口京子(25=ジャパンビバレッジ)は5度目の世界選手権Vを狙う。柔道の世界選手権3位の実績を持つ、神取忍(38=LLPW)が実戦スパーリングで浜口の強さを分析、アテネ五輪での初代「女王」の座に太鼓判を押した。日本代表は今日3日、渡米する。

 強いな。(浜口)京子ちゃんは中学のころからの付き合いだし、自分も「ミスター女子プロレス」と呼ばれる以上、初のスパーなので余裕を示すつもりだった。ところが組んだ途端、やばいと思ったよ。女子の感触じゃない。男子と試合した時のびくともしない感じ。浜口ジムでずっと男子選手を相手に練習しているので、身のこなしから「女子離れ」している。

 こっちの間合いで先に仕掛けようと思ったが、あっという間にタックルを決められた。重量級で、これほどの切れ味の選手はいない。左右どちらもクセがなく思い切りもいい。大柄なのでゆったりとみえても、反動をつける予備動作がないから察知できず、思った以上に速く感じる。守っても、タックルを切る瞬発力は軽量級の選手並みだ。

 レスリングの基本はタックルから、テークダウンを取るスピードと技術にある。自分も柔道から転向した時、必死に練習した。京子ちゃんはとにかくまじめで、以前は教わったことを忠実に守ろうとするあまり、課題だったグラウンド技で動きがギクシャクする場面もあった。相手の予想外の動きに対処できず混乱することもあったという。それが「自然と体が反応するようになりました」と言えるまでになったのは、やはり練習の成果。

 スパーの後は父浜口さんと「さば折り」の練習を繰り返していた。大型選手とスタンディングでもつれた時、逆転の投げを食わずに動きを封じることができる。つなぎ技1つにしても体の寄せ方、腰の高さ、技を決める場所などわずかなことで効果が違う。何度も練習し、コツを身につけるしかない。浜口さんは「どんな状況にも対処できるように」と言うがあの徹底ぶりはすごい。

 精神面での成長も感じ取れた。00、01年と世界選手権を勝てなかった苦い経験をしている。京子ちゃんは普段、人に気遣いしすぎるほど優しい。それがマットでひょう変する。以前は気負いすぎることもあったが、場数を踏みメンタルコントロールがうまくなった。世界王者の貫録に「ミスター女子アマレス」の称号をあげちゃうよ。(LLPW神取忍)

 男みこし仲間 女子プロレスに君臨する神取は、浜口ジムのある東京・浅草の三社祭りに招待され男みこしを担ぐ。その縁もあり、京子とも中学時代からの付き合い。京子がレスリングに転向し94年全日本女子プロレスの東京ドーム大会でエキシビションマッチに登場。さらに世界選手権で優勝し、プロ格闘技界入りを示唆しても「浜口さんに失礼」と神取は勧誘しなかった。38歳で独身を貫く神取を慕う京子も「今はマットが恋人」と言う。

 ◆神取忍(かんどり・しのぶ) 本名しのぶ。1964年(昭和39年)11月3日、横浜市生まれ。横浜・岡山中3年から柔道を始め、横浜学園高進学後、83年から全日本体重別66キロ級を3連覇。84年世界選手権で同級銅メダルを獲得した。柔道2段。86年に新設のジャパン女子プロレス入り。団体崩壊後、92年LLPW旗揚げに加わった。LLPWシングル王座などを獲得し、天龍源一郎、「オカマ」のムエタイ戦士パリンヤー、巨漢の柔道女王グンダレンコら異種格闘技戦の経験も豊富。昨年10月にLLPW社長に就任。170センチ、75キロ。

 ◆浜口京子(はまぐち・きょうこ) 1978年(昭和53年)1月11日、東京・浅草生まれ。武蔵野中2年からレスリングを始め、ほかに水泳、空手、プロレスラーの父アニマル浜口の指導でボディービルにも挑戦した。レスリングに打ち込むため、武蔵野高2年で上野高通信制に転入。94年JOC杯ジュニア選手権で初優勝。97年から3年連続で世界選手権75キロ級を制した。その後、2年間は無理な増量の影響で調子を落とし敗れたが、昨年復活しV。家族は両親と弟。170センチ。


日本女子世界選手権のメダル
開 催 地
87 ロレンスコグ 0 4 3
89 マルティニー 2 2 3
90 ル レ ア 4 2 1
91 東   京 3 2 2
92 ビエルバレヌ 1 5 1
93 ラービク 2 2 1
94 ソフィア 6 0 1
95 モスクワ 3 2 1
96 ソフィア 2 1 3
97 クレンモンフェラン 1 2 3
98 ボズナニ 2 1 0
99 ボーデン・イドロッドホール 3 1 0
0 ソフィア 2 1 2
1 ソフィア 2 0 0
2 ハルキダ 3 1 0
  36 26 21

 

アテネ五輪への道

 アテネ五輪で初の正式種目となる女子レスリングは48、55、63、72キロ級の4階級で行われる。世界選手権(7階級)ではこの4階級で開催国ギリシャを除いた上位5位までの国・地域が出場権を獲得する。残る枠は来年3月開催の2度の予選で、ともに3位までに入れば出場権を得る。
 日本の五輪代表争いは世界選手権後に白紙に戻し、12月の全日本選手権以降が選考の対象となる。浜口の72キロ級以外、代表争いはし烈。55キロ級で吉田沙保里、山本聖子がライバル意識をむき出し。48キロ級は今回の代表坂本真喜子、山本美憂、既に51キロ級から転向を表明している伊調千春らがしのぎを削る。67キロ級の斉藤は、63キロ級伊調馨、72キロ級浜口の世界王者に挟まれ、どちらに転向しようか悩んでいる。

 金36個“お家芸” 過去15回開催された世界選手権で日本女子が、獲得した金メダルは延べ36個。この数は世界NO・1だ。アテネ五輪で初めて採用されるだけでなく、女子レスリングは、いまや日本の「お家芸」としても脚光を浴びている。

 ◆女子レスリングの歴史
 85年2月 女子レスラー第1号の大島和子が初の海外遠征し、公式戦2戦2敗。
 同7月 女子初の世界規模大会「世界女子フェスティバル」がベルギーで開催される。日本勢は3階級で11人が出場もメダル獲得はなし。
 87年10月 第1回全日本選手権が東京・城西高で開催される。10階級に92人出場し、最終日の決勝は全日本女子プロレスの東京・後楽園ホール大会で行われた。
 同10月 第1回世界選手権がノルウェーで開催。日本勢は銀4、銅3を獲得した。
 89年8月 第2回世界選手権がスイスで開催。44キロ級吉村、75キロ級清水が優勝。
 91年5月 東京で第4回世界選手権が開催。47キロ級山本、61キロ級清水が優勝。国別対抗でも3連覇を飾る。
 96年9月 第9回世界選手権がブルガリアで開催され、浦野は4年連続優勝(93年70キロ、94年から65キロ級)。
 99年9月 第12回世界選手権75キロ級で浜口が連続V記録タイの3連覇を飾る。
 01年9月 国際オリンピック委員会(IOC)がアテネ五輪の女子レスリング採用(4階級)を決定する。



制服姿を披露したジャパンビバレッジ女子レスリング部の選手。左から清水美里、山本聖子、浜口京子、斉藤紀江
制服姿を披露したジャパンビバレッジ女子レスリング部の選手。左から清水美里、山本聖子、浜口京子、斉藤紀江

 最強OL制服姿 最強OLのそろい踏みだ。世界選手権に出場するジャパンビバレッジ所属の山本、斉藤、浜口は2日、東京・西新宿の本社であいさつ。女子社員用の制服姿で金メダル獲得を誓った。今春入社の浜口の制服は特注サイズ。制服を貸与された時は「社会人なんだと実感できた」と大喜びしたという。日本代表も率いる鈴木監督は「会社の理解でレスリングに専念できる。大会の結果で恩返しします」と話した。

女子世界選手権代表
階級 選手名 年齢 所 属 世界選手権主な成績
48キロ 坂本真喜子 17 中京女子大付高 初出場
51キロ 伊調 千春 21 中京女子大 2位(02年51キロ)
55キロ 吉田沙保里 22 中京女子大 優勝(02年55キロ)
59キロ 山本 聖子 23 ジャパンビバレッジ 優勝3(98年51キロ、00、01年56キロ)
63キロ 伊調  馨 19 中京女子大 優勝(02年63キロ)
67キロ 斉藤 紀江 24 ジャパンビバレッジ 7位(02年67キロ)
72キロ 浜口 京子 25 ジャパンビバレッジ 優勝4(97、98、99年75キロ、02年72キロ)
前のページへ戻る このページの先頭へ
ニッカン倶楽部広告ガイド会社案内このサイトについて問い合わせ
  nikkansports.comに掲載の記事・写真・カット等の転載を禁じます。
  すべての著作権は日刊スポーツ新聞社に帰属します。
  (C)2003,Nikkan Sports News.
野球ページへ サッカーページへ スポーツページへ バトルページへ 競馬ページへ 芸能ページへ 社会ページへ 釣りページへ