栃東鋭い!北の湖理事長も絶賛/春場所
<大相撲春場所>◇5日目◇16日◇大阪府立体育会館
栃東の相撲内容に安定感が増してきた。突き押しの破壊力ではトップクラスの黒海を、真っ向から攻め切った。積極的な流れに「前に出て勝っていることがいい」と及第点。序盤戦を4勝1敗で乗り切った。
踏み込みが鋭い。左前ミツを取って引き寄せ、黒海の懐に入る。突き放しを封じるとまわしにこだわらず、反対に至近距離からの細かい突き押しで前に出た。北の湖理事長(元横綱)も「ここ5日間では一番いい内容だった」と絶賛した取り口だった。
2日目に敗れ、昇進めどの13勝へはあと1敗しか許されない状況で、相撲内容は日を追うごとに良くなっている。「内容うんぬんより一番一番取り切ることです」。手応えを感じているからこそ、浮かれまいと言葉を選んだ。勝負は厳しい。この日はWBCで日本が韓国に敗れ、準決勝進出が厳しくなった。「残酷だね。まだシーズンも始まってないのに」。コメントには勝負をしている実感がこもっていた。
[2006/3/17/09:28 紙面から]
|