綱とり黄信号栃東2敗/春場所
<大相撲春場所>◇7日目◇18日◇大阪府立体育会館
栃東の綱とりに後がなくなった。14勝1敗で優勝した先場所、唯一の黒星を喫した雅山にまたしても苦杯。立ち合いは低く踏み込んだが小刻みに突き返され、苦し紛れの右からのいなしで墓穴を掘った。栃東の足が流れ、相手のはたきを簡単に食ってしまった。
13勝の昇進ラインに、もう負けられない。序盤2日目に安美錦に敗れ、中盤戦でも黒星を重ねた。北の湖理事長(元横綱)は「10日目までが大事だが、この1敗で厳しい状態になった。来場所につなげていくためにも、優勝争いについていかないといけない」と言った。
栃東は「接戦で土俵際で負けたわけじゃないから悔いは残らない。自分の流れじゃない」と切り替えを強調。さらに「体が硬いね。意識してないけど。これが重圧かな。(これを)はねのけないと、この商売やっていけない」。静かな口調の中に、粘り強く綱に挑戦する気迫を見せた。
[2006/3/19/09:32 紙面から]
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