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| 秋季リーグ対関学大戦に登板した岩田(04年9月24日撮影)
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勝利を呼び込む本格左腕
今、プロ野球12球団から即戦力として期待されている投手が関大にいる。岩田稔(21)。左腕から繰り出されるMAX149キロの直球が持ち味だ。
野球を始めたのは小学校1年生のとき。3年生から投手を始め、中学時代は「門真シニア」のエースを務めた。そして野球の名門校である大阪桐蔭高に進学。1年生の秋からベンチ入りし、2年生の秋には、エースとしてチームの勝利に貢献していた。
しかし、一見順調かと思われた岩田に、思わぬ病魔が襲いかかった。2年生の冬、体調に異変を感じ検査を受けた結果、医者から「1型糖尿病」と宣告された。
「もう野球をやめなあかん…」。今までの野球人生が走馬灯のように頭の中をかけめぐった。だが、1型糖尿病について一心不乱に調べ、運動と食事のバランスが必要だが、野球を続けられることを知った。周りに支えられ、また、もともと気持ちの切り替えが早かったこともあり、病気を受け入れ、闘うことを決意。そして「同じ糖尿病の人たちに勇気や希望を与えられる人になりたい」と思うようになった。
プロを意識するようになったのは高校のとき。「(プロは)なるって思ってないと行けないところ」と言う岩田は自信に満ちている。いかに注目されようとも、常に無心で試合に臨む。普通ならプレッシャーに感じることさえも力に変えてしまうのが、岩田の強さだ。
2季連続4位という不本意な結果に終わった昨リーグ。岩田は登板の機会が多かったものの、四球で出した走者が得点に絡む場面がたびたびあった。そのことから今季のピッチングテーマを「ランナーを出さないようにすること」と話す。
関大は実力左腕の増田、黒川の卒業で、岩田への期待が以前にも増して大きくなる。「今リーグの目標は優勝」と意気込む岩田。エースとして関大に勝利を導き、プロの世界へ。未来のスターの活躍から目が離せない。
(前中 桃子)
◆岩田稔(いわた・みのる) 1983年(昭和58)10月31日生まれ。178センチ、82キロ。趣味はビリヤードと音楽鑑賞。好きなアーティストはケツメイシ。

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