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| 強烈なアタックを決める平上
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努力結実!レフトで復活
巧みな技術、勝利への執着、そして固い結束。バレーボールには欠かせない要素である。コート上の選手だけでなく、選手全員が一丸となって戦うこの競技。平上泰史(21)はエースアタッカーとしてその中心で今、新たな道を歩み始めた。
幼いころから、国体選手だった2人の姉の影響を受けてきた。中学入学時には迷わずバレー部を選び、またたく間に頭角を表した。3年時には県選抜メンバーに選出。その後の全国大会で実力が認められ、バレーの名門神戸弘陵学園高に進学した。親元を離れ、ひたすらバレーに打ち込んだ高校時代。強豪校がしのぎを削る兵庫県大会での3年連続優勝、インターハイ上位入賞と数々の栄誉を手にしてきた。また、技術面だけでなく人徳が評価され、国体チームで主将を務めた。
大学入学後も即座にレフトというポジションを得、エースアタッカーとして活躍と、すべてが順風満帆に思われた。だが大学2年の春、突然、悲運の指示が下る。「ライトに回れ、でなければ使わない」と監督の一言だった。7年間、レフトとして活躍してきた平上にとってライトとはまさに未知の世界。カットを組み込んだライトのプレーは、レフトのプレーと大きく異なる。転向を挑んでみるものの、迷いと不安で表情は曇りがちになっていった。「いっそ辞めてしまおうか。このまま逃げて後悔しないのか」。
自問自答を繰り返し、平上が出した結論はレフトへこだわり続けることだった。レギュラーであることよりも、自分のスタイルを貫き、納得するプレーへの追究。決してたやすい道ではない。レギュラーとなった同期の活躍を心から祝福できないこともあった。自分のプレーに憤りを感じることもあった。だが、すべてはレフトであり続けるため。平上は人一倍の努力を惜しまず、身を粉にして練習に励んできた。そしてその努力が実を結び、昨春、見事レフトでレギュラーに復帰。再びエースアタッカーとしてチームの勝利に貢献した。個人タイトルこそ得られなかったものの、すべての部門において、平上の名は上位に記されていた。
エース復帰から1年。当時の努力が評価され、平上は今年度バレー部主将に選出された。だれからも信頼され、格段大きくなった平上がそこにはいた。そして今、主将として、またエースアタッカーとしての戦いが始まる。
(竹尾 美香)
◆平上泰史(ひらがみ・やすひと) 1983年(昭和58)12月1日生まれ。神戸弘陵学園高出身。商学部4年。186センチ。最高到達点330。中学時さわやか杯出場(県選抜)県大会優勝。高校時インターハイベスト16、県大会3年連続優勝、西日本代表、国体キャプテン。

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