
|
| 帝京アサシンズの守護神ライ・サリバン
|
|
アメフトの国からやってきた日本人
現在、関東大学2部リーグに所属している帝京大アメリカンフットボール部、アサシンズは伝統的に攻撃に重点を置き、ショットガン戦術を多用して相手を圧倒するチームとして知られている。
昨年は1部・2部入れ替え戦のプレーオフまで進出したが、立大との戦いに敗れ、1部復帰はならなかった。清水秀一監督は「守備がすべて悪かった」と敗戦を分析。早速、今シーズンに向けて的確な新戦力を補強した。
その筆頭といえるのがアメフトの本場アメリカ合衆国からやってきたライ・サリバン(19)だ。ポジションはディフェンス最後のとりでとして後方に位置するセーフティ。それまではマンツーマンディフェンスが得意なコーナーバックの選手だったが、チーム事情によりコンバートされた。清水監督から「アメフト(の動き)を知っている」と実力はお墨付き。守備のエースとして自軍のエンドゾーンを死守することが期待される。
サリバンは日本人とアメリカ人のハーフだが、見た目は日本人の面影の方がやや強い。日本語もある程度は話すことができる。今年の新入生ではただ1人、オフシーズンのチーム練習に参加している。アメリカと日本では高校の卒業式の時期が違うこともあるが、早くからチームになじもうという姿勢は自らの信念である「チーム全員が勝たないと意味がない」に基づいている。アサシンズのチームメートも、その姿勢が気に入り、すっかりチームの一員となっている。
チームの今年の目標は「絶対1部昇格」。リーグ戦など勝つのは当たり前。プレーオフしか眼中にない。従来の攻撃力に加え、守備も補強で厚くなった。あとはチームがどれだけまとまれるかがカギとなる。「チームは家族でなければならない」とサリバン。チームが1つになれば1部復活も間違いない。
帝京大アサシンズの躍進とともにサリバンの活躍も注目だ。
(森 陽平)
◆ライ・サリバン 1986年(昭和61)3月4日生まれ。1年生。175センチ、75キロ。ポジションはセーフティ。

|