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| 「自分がどこまで行くか試したい」と語る田中
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メダルを狙うピッチャギ
「決まったときは心臓バクバクでした!」と語る田中淳也(19)は大東大で唯一のユニバーシアード日本代表として選出された。今回のユニバーは、テコンドー競技での参加申請が既にエントリー締め切りを過ぎており、日本からの出場は危ぶまれた。しかし、7月8日、正式に日本オリンピック協会(JOC)が日本からの派遣決定を発表。今夏の大会にギリギリ参加が確定した。
田中は小学校5年生でテコンドーを始めた。「友達から誘われたのと、ケンカで兄に勝つためだったですね(笑)」と振り返る。それから田中は競技にハマりだし、着実に経験を積んでいく。
国際大会は昨年の韓国で行われた世界テコンドー花郎大会が初めてだったが、相手がナショナルチームの選手でもまったく気負いを見せず、3位入賞を果たした。
自身の階級では身長が低く、中に、中に入っていき蹴りを浴びせるタイプでボクサーに例えればインファイター。力強さもあり、冷静に相手を見て、距離をとってポイントを取らせない巧さもある。
大学では過去何度も日本代表として活躍した金井洋監督の師事を受けている。ユニバー出場が決まり、監督には「行くからにはメダルを取らないとダメ。死ぬ気でやれ」と激励を受けた。「自分はもう、そういう(日の丸を背負う)立場なのでとにかくやらなきゃ! って思いました」と田中。
しかし、自身2回目の国際大会で日の丸を背負うという重圧の中、大会に行くのは、「強い人とたくさん戦えるから楽しみ。自分がどこまで行くか試したい」と喜びのほうが大きいようだ。インタビューをしていても傲慢さは全く見えない。テコンドーの強さに謙虚さも兼ね備える。「メダルはどうしても欲しい」。19日、トルコの地で田中の挑戦が始まる。
(片桐徳樹)
◆田中淳也(たなか・じゅんや) 1985年(昭和60年)9月16日。167センチ、64キロ。玄界高出身、文学部英米文学科2年。得意技は近距離でのピッチャギ(中段回し蹴り)。世界テコンドー花郎フェスティバル・バンタム級3位入賞。

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