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<陸上:関学大・寺田恵> 関学スポーツ/関西学院大 

小柄だが底知れないでパワーメダルを狙う寺田

いざメダルへ!思いを乗せて走る

 「ユニバーシアードでメダルを捕ること。」それは、長距離ランナー・寺田恵(20)が大学入学時から宣言していた、最大の目標だった。今年3月に、そのユニバーシアード行きの選考会(第26回まつえレディスハーフマラソン)が行われた。2年に1度のユニバーシアードは、寺田にとって、今回が挑戦できる最後のチャンス。だが、今年に入ってから選考会当日まで不調が続き、本番の勝負に懸けるしかなかった。

 「絶対ユニバーに行く」その気持ち一筋で、粘り強く走り続けた彼女は、学生内で準優勝し、1位の木崎(佛教大)と共に、宣言通り女子ハーフマラソン代表選手に内定。気持ちの強さが原動力となった。

 これまでにも、寺田は日本代表として数回、世界を経験している。昨年10月には、世界の強者らが集う世界ハーフマラソンを経験。次世代を育てようと、日本陸連が昨年から女子代表に限って設けた唯一の学生枠に、彼女は全国でただ1人選出されたほどの実力者だ。その彼女が、ユニバーシアードにこだわるのには訳がある。

 寺田は兵庫県立西宮高出身。オリンピックでアテネを駆けた坂本直子(天満屋)の後輩に当たる。彼女は、西宮で走るのが好き、と女子長距離選手が1人もいない関学に入学し、1人で練習、休日には、坂本の恩師であり、寺田も高校時代から指導を受ける萩原先生のもと、別所で練習している。このような勝手を認めてくれている部の関係者や選手らに、彼女は常に感謝を忘れない。

 大学生という今しかないこの時期に、周りの人たちの理解や支えのお陰で、日々の活動ができているという実感。そして、彼らの気持ちに応えたいとする思い。それらが自身の目標と相俟って、大学生最大の大会でメダルを捕るということに彼女を突き動かしているのだ。

 寺田はここ数年のレースで、前回のユニバー優勝者・田中(名城大)を退けた経験もある。実力を出しきれば、表彰台の可能性は十分にあるだろう。「狙うのはメダル。ただ参加するだけで終わらせたくない」と覇気に満ちている。彼女は周囲への感謝と、メダルへの強い決意を胸に、「目標」に挑む。

(磯山実花)

◆寺田恵(てらだ・けい) 1985年(昭和60年)3月27日。152センチ。西宮高出身、商学部3年生。モットーは「一度決めたことは絶対にやり抜く」こと。


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