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<サッカー:駒大・巻佑樹> 駒大スポーツ/駒澤大 

体を張ったプレーでゴールを狙う巻

兄に劣らぬ身体能力

 巻佑樹(21)の実兄は、韓国で行われた東アジア選手権で日本代表に初選出された誠一郎(千葉)である。兄と同じく、身長182センチという長身を生かしたポストプレーが魅力で、国見高出身であることが関係しているのか、走ることを全くといって良いほど苦にしない。守備時には労を惜しまず前線から激しくプレスをかけ、相手に喰らいつく。その守備力は高校時代、DFとしてプレーしていたのだから折り紙つきである。

 駒大に進学してからは、1年次で関東大学サッカーリーグ新人王に選ばれるも、2年次では故障で前期を棒に振った。後期はリハビリを経て復帰するも、11試合で2得点と苦しいシーズンを送った。今季も7試合に出場し1得点と出遅れている感が否めず、ポジションを確保できていないのが現状である。しかし、赤嶺真吾、原一樹といった大学サッカー屈指の2トップを相手にハイレベルなポジション争いをしている中で、成長を遂げている。

 今回の選出メンバーも巻にとってはライバルが多い。C大阪に特別強化指定選手として登録されている小松塁(関学大)も巻と同じくその長身を生かしたポストプレーを武器とするプレーヤーである。しかし、日本合宿でのFC東京とのトレーニングマッチで見せた「考えられるオプションのひとつ」(乾監督)である巻、赤嶺、小松といったパワープレーを重視した3トップは大会中の秘密兵器となる。また、川崎戦でみせた「大学に入ってからはやっていない」(巻)というDFでの起用も十分に考えられる。

 本人は「点のとれるタイプではない」と謙そんするが決してそんなことはない。今大会で、持っている力を存分に発揮できればポジションを確保し、優勝に貢献できる選手である。

(川崎篤彦)

◆巻佑樹(まき・ゆうき) 1984年(昭和59年)6月26日生まれ。182センチ、75キロ。国見高出身、文学部国文学科3年。日本代表FW巻誠一郎(千葉)の実弟。好きな選手はE・ヘスキー(バーミンガム・シティー)。


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