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<競泳:明大・佐野秀匡> 明大スポーツ/明治大 

今季の日本選手権で初の日本一、ノリに乗っている佐野

世界水泳でも大健闘! 今、ノリに乗っている男

 現在、日本だけではなく世界で活躍している佐野秀匡(21)。しかし、その水泳人生は決して平坦なものではなかった。

 昨年、アテネ五輪の選考を兼ねていた日本選手権で佐野は日本代表を逃した。「もう水泳を辞めよう」。だが、共に練習をしてきた金子コーチから「北京五輪を目指そう」と言われ、水泳を続ける決心をした。

 まず世界と対等に戦うために佐野が苦手としてきた平泳ぎの強化に取り組んだ。その対策は見事に功を奏し、すぐに形となって試合に表れた。インカレ、W杯、日本短水路選手権をいずれも制覇。「個人メドレーに佐野あり」と日本中にその名をとどろかせ、期待される存在にまで成長していった。

 そして昨年、アテネ五輪代表漏れを喫した日本選手権を迎えた。「あんな思いは、もう2度としたくない」。リベンジを果たすべく自分の水泳人生全てをぶつけた。結果は他を圧倒し200メートル個人メドレー、400メートル個人メドレーで2冠達成。世界選手権出場券を獲得した。「始めての世界選手権だけど表彰台を狙っていく」と力強く語った。

 そして、迎えた世界選手権。予選から自己ベストを出す等、順調ぶりは続いていた。そして、得意の200メートル個人メドレーで見事決勝進出。決勝でも得意のバタフライで飛び出すと前半の折り返しを4位で通過。しかし、平泳ぎ、自由形で伸びず5位という成績で終わってしまった。「世界の舞台ということで緊張した。次は頑張る」。すぐに気持ちを切り変えた。

 今、このノリに乗っている佐野のユニバーシアードでの活躍は間違いない。佐野がこれからの日本水泳界を背負っていく。

(諸富大祐)

◆佐野秀匡(さの・ひでまさ) 1984年(昭和59年)5月28日生まれ。177センチ、68キロ。八王子高出身、法学部3年。


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