福島・Jヴィレッジで最終調整中のJ2山形は2日、ソニー仙台と開幕前最後の練習試合(30分×3本)を行った。今季10得点を目標に掲げるDF小林久晃(25)が、CKからヘディングで先制。試合は4−4で引き分けたが、得意のセットプレーからの会心ゴールで開幕戦に弾みをつけた。
「リーグ戦では10点取る」。小林の宣言はダテではなかった。1本目の前半13分、MF本橋卓巳(22)からの左CKを、どんぴしゃりのヘディングでゴールにたたき込んだ。小林は「午前中の練習の成果が出た」と笑顔を見せた。
午前中の全体練習終了後、小林は左右のCKから30本ものヘディングシュートの練習を繰り返していた。「シーズン中も同じ練習はしている。強いチームはセットプレーが得意ですから」と強調した。計43試合に出場した昨季もCKとFKから2得点を決めている。ポストや、キーパーのファインセーブで阻まれたシーンを含めれば「7点は入っていた」と振り返る。
静岡・Jステップでのキャンプで練習中に左ふくらはぎを打撲し、関東遠征ではいまひとつ調子が出ていなかった。だが、26日の鹿島戦では、日本代表の鈴木隆行(28)との1対1の場面で互角以上の強さを見せ、完全復活を印象付けた。1本目だけに先発し、1ゴール無失点で終えたこの日のゲームでも「最後の試合としては、いい形で終われた。いい準備はできている」と手応えをつかみんだ。
幼稚園から始めた空手は初段。小学3年から始めた水泳は、生まれ育った茨城・東海村の小学生記録を作るなど、抜群の運動神経を持つ。駒大4年時には主将として全日本選手権で優勝するなど、クールな中にも熱いキャプテンシーを持つ。今季、山形のセットプレーは、武闘派センターバックのヘディングに注目だ。【塩谷正人】
[2005/3/3/11:33 紙面から]
写真=1本目13分、CKから山形DF小林が先制ゴールをヘディングで決める
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