山形は3日、福島・Jヴィレッジで恒例の紅白戦による最終チェックを行った。調子を上げてきたFW原竜太(23)が、この日も好調。「もし出れば、開幕弾を狙う」と気合を入れた。
「緊張というより、楽しみ。わくわくしている。44分の1試合だけど、スタートが大事。勝ちにこだわる」。開幕を2日後に控え、原は落ち着いていた。紅白戦でも、得点こそなかったが、前線から積極的にボールを奪いにいき、絶妙なスペースへの走り込みで何度もチャンスを作った。
静岡・Jステップでのキャンプ前半は、古傷の右ひざ痛で別メニュー調整が続いたが、元U−22日本代表の本領を徐々に発揮。関東遠征での練習試合(J1勢3試合)と、2月26日の鹿島戦では先発を任されるなど、レギュラー争いが続くFW陣の中でも、頭一つリードしている。
「頭から使ってもらっているという意識はあるが、一番の仕事は得点なので」と、まだ無得点への反省も口にする。鹿島戦では決定的な場面を、惜しくもGKに阻まれるなど、あと1歩のところで得点には恵まれなかった。鈴木淳監督(43)は「シュートはうまい。シュート体制への持ち込み方がうまくなれば、必然的に得点は増える」と課題とともに期待を込める。
名古屋からレンタル移籍で今季新加入。山形では自身初となる長期合宿を経験した。「雪が多くてハンディと言うけど、その分長期の共同生活で選手間とのコミュニケーションは取れている。いいチームに加入した」と精神的にも充実していることを強調。移籍初のゴールを「開幕戦で決める」と力強く宣言した。【塩谷正人】
[2005/3/4/10:48 紙面から]
写真=紅白戦で軽快な動きを見せる山形FW原(左)
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