MF臼井幸平(25)が、古巣に恩返しの1発をお見舞いする。J2山形は、横浜FC戦を翌日に控えた11日、山形県総合運動公園人工芝で、恒例のミニゲームなど約2時間汗を流した。今季横浜FCから移籍し、開幕戦でも好調な動きを見せていた臼井は、リラックスムードの中、今日12日の古巣との対戦を睨む。
「城のヘディングは要注意。ドリブル、パス、セットプレーのある内田にボールが回るとやっかい。情報はチームに伝えてあります」。初戦をいい形で勝ち点3を取り、重要な2戦目を迎えるにあたって、昨季まで横浜FCに在籍していた臼井の情報は貴重だ。
02年から3年間在籍していた横浜FCでは、右MFとして112試合に出場、12得点と活躍した。3年連続ファン投票でトップ3にランクインされるなど、サポーターからも絶大な信頼を得ていた。当然、チームからは残留を打診されていたが「J1に上がれるチームでやりたい」という信念のもと、山形移籍を選んだ。
サポーターからの激しいブーイングも予想されるが、臼井は「罵声(ばせい)を浴びせてくれた方が燃える。そして最後は拍手で終われればいい」と複雑な心境を話す。右DFで出場した開幕戦では持ち味のスピードと運動量を十分に発揮し、チームの勝利に貢献した。
「まずは、サイドバックなので手堅く守る。そして、あわよくば点を取りたい」。自分を成長させてくれた古巣への恩返しに、臼井は山形での奮闘ぶりを得点でアピールする。【塩谷正人】
[2005/3/12/12:45 紙面から]
写真=ミニゲーム中、笑顔を見せる山形DF臼井
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