いよいよ「みちのくダービー」J2仙台−山形戦がが明日4日に迫った。アウエー山形は2日、紅白戦を行い、大一番に備えた。仙台で3度練習生を経験しながら、チーム入りできなかったMF佐々木勇人(22)が、因縁の対戦に活躍を誓った。ホーム仙台は、ダービー男のFWシュウェンク(26)が、今季ホーム初ゴールに意欲をみせている。
宮城県塩釜市出身の佐々木は、大阪学院大4年時、仙台に3回練習生として参加したことがある。1回は仙台から呼ばれて参加した。地元ということで、プロを目指していた佐々木は「当時は意中のチームの1つだった」と振り返る。
しかし、願いもむなしく、地元での活躍の場は与えられることはなかった。そんな佐々木が入団したチームが、同じ東北のライバルである山形だったことは、何かの因縁か。
佐々木が体験する初のみちのくダービー。前節の水戸戦で負けた後のインタビューでも仙台戦に話が及ぶと「絶対勝ちたい。つぶしたいと思う」と普段は寡黙な男が、この時ばかりは目の色を変えた。「最近得点に絡んでいないので、仙台戦こそ得点を取りたい。(仙台は)倒さなければならない相手」と過去の悔しさを、この一戦で払拭する覚悟で挑む。
高速ドリブル、正確なセンタリング、50メートルシュート、ここまで3得点3アシストとチームの中心選手として活躍する佐々木に、当然マークは厳しくなることが予想される。しかし「気合いは入っている。相手の戦術は特に気にしない」とあくまでマイペースを貫く。熱狂的な仙台サポーターへ、初のお披露目となるみちのくダービー。「2点取る」と高らかに宣言した。【塩谷正人】
[2005/5/3/10:46 紙面から]
写真=紅白戦でプレッシャーをかける山形MF佐々木
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