<J2:仙台0−0山形>◇第30節◇4日◇仙台
山形は、GK桜井繁(26)を中心にDF陣が踏ん張り3試合連続無失点としたが決定力不足があらためて浮き彫りとなった。
仙台の攻撃を苦もなく抑えた。3試合連続無失点の桜井は「DFに関しては、前線から意識が高く自信を持ってやっている」。ゴール裏の仙台サポーターの大声援にも動じず、終始落ち着いたプレーで、完封に貢献する。桜井は「試合中は全然気にならなかった。昔よりヤジが減って、むしろ寂しかった」と余裕も見せた。試合前には、必ず部屋の掃除をしてから挑むという几帳面なGK。プレーもほぼミスなく、仙台のクロス攻撃もきれいに掃除した。
DF陣も奮闘した。累積警告明けのCBレオナルド(23)ゲームキャプテンを務めたCB小原章吾(22)が、身体を張ったプレーで仙台に、つけ入るスキを与えない。同じブラジル人の強力FWバロン(31)を完封したレオナルドは「空中戦は絶対抑えてやろうと思った。ライバルチームなので意識が違った」と充実した表情を見せた。
しかし、この日も1点が遠かった。前半から、高い位置でボールを奪い、FW原竜太(24)阿部祐大朗(20)が仙台ゴールに迫る。だが、仙台GK高桑大二朗(32)の好守もあり、得点には結びつかなかった。鈴木淳監督(44)は「いつものごとく、ラストパス、シュートの精度が低かった」と課題を挙げた。
みちのくダービーに勝って弾みをつけたかったが、自動昇格圏内の2位が、なかなかつかめない。この日も攻守にアグレッシブなプレーを見せたMF高橋健二(35)は「残念。勝ちたかった」と言い残し、会場を後にした。【塩谷正人】
[2005/9/5/11:38 紙面から]
写真=サポーターの声援に応える3試合連続無失点の山形GK桜井
|