<J2:山形1−1湘南>◇第31節◇11日◇山形
J2山形は、ホームで湘南を迎え撃ち、1−1のドローに終わった。放ったシュートは湘南の3本に対して18本と圧倒。0−1で迎えた後半12分に、FW阿部祐大朗(20)が今季5得点目となるゴールを右足で押し込むなど猛攻に転じたが、決定力に泣かされ勝ち点1を積み上げるにとどまった。
限りなく白星に近いドロー。ボールも動く。人も動く。放ったシュートは湘南の3本に対して18本。引いて守る相手に対して最後まで攻撃の手を緩めなかったが、勝利の女神はまたもやそっぽを向いた。ホームで引き分け。いつもはポジティブな鈴木淳監督(44)もさすがに表情をくもらせた。
鈴木監督「残念な結果。内容的には後半の運動量を含めてよかった。ボールもよく回ったし攻撃的に行けたが、最後の精度のところ。勝ち点3が欲しいゲームだったが、いつもと同じ形で終わってしまった。昇格? 十分に可能性はある。点を量産できるチームではないが、質の高いゲームを続けていきたい」。
前半14分に昨年まで在籍していたFW梅田直哉(27)から先制ゴールを奪われたが、ひるまなかった。「失点を防ぎながら追加点を奪う」(湘南・上田監督)とカウンター狙いでゴール前をガッチリ固める相手をアグレッシブに攻め立てた。0−1で迎えた後半12分、ゴール前でFW阿部が振り向きざまに右足を振り抜き、あっさりと同点とした。
中盤でボールを受けたMF大塚真司(29)からの縦パスに反応。「毎日練習している」という絶妙なターンで「狙い通り」に決めたが、続かなかった。脅威の運動量を発揮し、右サイドで上下動を繰り返したDF臼井幸平(26)は「いつまでもいいゲームをしていてもだめ。結果を出さないと…」。前半の失点シーンでは、GK桜井繁(26)の背後に回り込むなど奮闘したが、のどから手が出るほど欲しい勝ち点3を逃し唇をかんだ。
チームはこの試合を終え10勝6敗14分け。自動昇格圏の2位福岡と勝ち点10差と、昇格レースに辛うじて踏みとどまっている。次節は昨シーズンからここまで6連勝と得意の札幌をホームで迎え撃つ。内容は決して悪くない。勝利の女神を呼び覚ますことができるか。そのカギを決定力が握る。【下田雄一】
[2005/9/12/14:15 紙面から]
写真=引き分けにも表情をくもらせる鈴木淳監督(右)左は手倉森浩コーチ
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