<都市対抗:七十七銀行9−8デュプロ>◇2日目◇23日◇東京ドーム◇1回戦
昨年4強の東北第1代表・七十七銀行(仙台市)が4時間49分のゲームを制した。初戦のデュプロ(大阪市)戦は延長13回でも決着が付かず、大会史上初のタイブレークに突入。15回表に2点を失ったが、その裏に2番中島格(24)が1死満塁から左中間に走者一掃の逆転サヨナラ打を放ち、9−8で2年連続の初戦突破を決めた。
昨年4強の七十七銀行が2回表までに4点を先行される苦戦を強いられた。先発メンバーに4人の主力左打者をそろえた相手打線に対し、社会人8年目の左腕・海老沢誠(29)が先発。先頭打者を投ゴロに仕留めて好調な滑り出しかに思われた初回表、2死から中前打と味方失策後に左前打を許して先制された。2回にも2四球から、またも味方失策単打2本で3失点降板。就任3年目の村瀬公三監督(38)が「とにかく先制して後続投手につなぎたい」というゲームプランは序盤から崩れた。
3年連続の東北第1代表。沈滞ムードの中で、東北王者のプライドを示したのは海老沢を含む先発10人中唯一、都市対抗初出場のルーキー北川聡(22)だった。7番、三塁手で先発。初打席の2回裏2死、カウント1−1からのスライダーをフルスイング。左翼ポール横にたたき込み、1塁側応援団を活気づかせた。村瀬監督に加え、先発4人を東北福祉大出身者で固めた打線の中で最少年。昨年の全国大学選手権で日本一を経験した勝負度胸を大一番で発揮した。
落ち着きを取り戻したチームは、補強選手として3回から救援した右腕・野田正義(26=TDK)が7回途中まで4回2/3を1安打無失点と好投。後続2投手も無失点で切り抜けた。3回から6回まで3人ずつで打ち取られた打線は8回に1点を返すと、9回1死から6番小町啓志(26)が右中間に起死回生の同点2ランを放ち、延長戦に持ち込んだ。
延長戦後は右腕エース相沢滋(32)が登板。試合は延長13回でも決着がつかず、ともに1死満塁から試合を行う「タイブレーク」に突入。15回表に2失点したチームは、中島の走者一掃の二塁打でサヨナラ勝ちした。【佐々木雄高】
[2005/8/24/11:31 紙面から]
写真=七十七銀行の先発左腕海老沢
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