青森山田から、初のドラフト1巡目選手の誕生だ。最速149キロ左腕の柳田将利投手(18)が、ロッテから東北6県唯一の1巡目指名を受けた。青森県の高校生のドラフト1巡目は、69年の太田幸司(53=三沢卒)以来36年ぶりの快挙。テレビ中継を見つめた柳田は「名前が挙がった瞬間頭が真っ白になった。すごく光栄」と喜びをかみしめた。
会見では、あこがれの投手に西武松坂を挙げた。「何回でも投げ抜く体力と、迫力のあるストレート。小学生の時に見てホレました」。母弘子さん(48)が横浜高時代の松坂にサインを書いてもらった帽子は今でも宝物だ。「来年には150キロ出せるようになりたい。プロになっても高校の時の気持ちを忘れないで、どんなバッターでもストレートで向かっていきたい」と決意を語った。
バレンタイン監督が高校通算36本塁打の打撃にも魅力を感じ、投打の両面で育成することも前向きにとらえている。教え子としては4人目のプロ入りとなった渋谷良弥監督(58)は「まずはケガをしないこと。ストレートでどんどん押すピッチャーになって欲しい」とエールを送った。
ロッテ側が、5日に学校に指名あいさつに訪れることも決定。会見を終えると、グラウンドでチームメートから公称99キロの巨体を胴上げされ、笑顔があふれた。「少しでも早く1軍に上がりたい。プロの中のプロになりたい」。みちのくの巨漢左腕が、夢への大きな1歩を踏み出した。【前田祐輔】
◆柳田将利(やなぎだ・まさとし)1987年(昭和62年)9月2日、大阪府藤井寺市生まれ。幼稚園から野球を始め、道明寺中時代は、日本ハム・ダルビッシュと同じボーイズリーグ全羽曳野に所属。最速149キロ。高校通算36本塁打。家族は両親、姉2人。左投げ左打ち。176センチ、99キロ。血液型B。
[2005/10/4/11:37 紙面から]
写真=ロッテドラフト1巡目の青森山田・柳田(中央)は、父平三郎さん、母弘子さんと握手を交わす
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