<全日本大学バレーボール:東北福祉大3−0佐賀女短大>◇8日◇東京・駒沢屋内球技場ほか◇3、4回戦
女子の東北福祉大(宮城)が6年連続の8強進出を決めた。3回戦で佐賀女短大、4回戦で佐賀大と2試合連続で佐賀勢と対戦し、いずれもストレートで下した。男子の東北勢は仙台大(宮城)が3回戦で亜大(関東)に敗れ、すべて姿を消した。
第3セットは粘られた。東北福祉大は勝利目前の23−19から、連続4失点で同点とされた。佐藤伊知子監督(40)はタイムアウトを要求。この試合初めてベンチから立ち上がり、指示を送った。直後に中谷琴恵主将(4年)が強烈なスパイクを決めた。「危なかったし、全力でいった」。チームは勢いを取り戻し、そのままストレート勝ちした。
半年で大きく成長していた。5月の全日本選手権では、Vリーグ久光製薬に極めて珍しい0−25の完封負け。そこから厳しい練習ではい上がってきた。正セッターに起用された1年生の平公美子は、センター稲田純子(4年)高嶋理絵(2年)への速攻と、レフトへのスピードある平行トスを織り交ぜ、相手に的を絞らせなかった。
2回戦から3試合、1セットも落とさず順当に8強進出を果たした。それでも監督は「今年は弱いから」と繰り返す。昨年は2人がVリーグ日立佐和に入部するなど、能力の高い選手が多く在籍した。大会前は優勝候補にも挙げられた。しかし今年は先発6人のうち、2年生以下が4人。経験も少なく、前評判も低い中での戦いだ。
「ゼロからのスタートだから怖いものはないんですよ」と佐藤監督。準々決勝の相手は関東1部3位の東海大だが、メンバーに余計な緊張はみられない。中谷主将は「挑戦者ですから。速いコンビバレーで向かっていくだけです」と無欲を強調していた。【高宮憲治】
[2005/12/9/11:08 紙面から]
写真=第1セット、レフト中谷主将は強烈なスパイクを決める
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