<bjリーグ>◇第30戦◇12日◇仙台市体育館
仙台89ERSが大阪エヴェッサに54−90で敗れ、ホームで痛い連敗を喫した。この日、仙台と1ゲーム差の5位につけていた大分ヒートデビルズが埼玉ブロンコスを87−77で下したため、得失点差で順位が入れ替わり、プレーオフ圏外の5位に転落した。試合後は選手同士で1時間を超える異例のミーティングを行った。リーグ戦も残り10試合となり、正念場を迎えた。
2メートルを超える長身外国人3人を含む首位大阪の壁は厚かった。ゴール前をがっちり固められると、仙台はいい形でのシュート態勢をつくれない。苦し紛れのシュートはなかなかゴールをとらえられず、逆にリバウンドからの速攻で大阪に得点を許す悪循環に陥った。試合後、疲れ切った表情で会見場に現れた浜口炎ヘッドコーチ(36)は「昨日に比べディフェンスは頑張ったが、ゲーム内容、点差とも状況的には最悪の状態」と振り返った。
意思統一されたチームワークで、開幕当初5連勝と勢いに乗っていた面影は今はない。この日の敗戦で、年が明けてからの成績は5勝13敗と大きく負け越している。「勝てないと選手もフラストレーションがたまる。空中分解ではないが、チームが一つになっていない」と浜口HC。試合後は選手同士で1時間を超える異例のミーティングを行い、コミュニケーションを図った。自然気胸で内視鏡の手術を受け、2月4日以来のゲームとなった佐藤真哉(28)も「チームとして機能していない。状況を真剣に考えて一からつくり直さなければ…」と復帰戦を飾れなかった悔しさをにじませた。
左足底部疲労骨折で調整が続くディオウフ(28)は復帰のメドがたたず、獲得した新外国人ミギンズ(26)のチーム合流も未定の状況だ。明るい話題が少ない中、この日20得点を決め、1人気を吐いたジャクソン(26)は「どんなことであれ、正さないといけない。ただ、もうやるだけ」と前を見据えた。プレーオフ進出に向け、仙台が正念場を迎えた。【塩谷正人】
[2006/3/13/11:05 紙面から]
写真=2月4日以来の復帰となった佐藤は、スピードある攻撃を見せた
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