<センバツアミーゴ・秋田商(守備)>
佐藤洋投手(2年)の右腕にすべてがかかる。昨秋公式戦13試合中12試合に登板、まさに大黒柱だ。「自分の特徴」という、186センチの長身から横手、下手を交えて投げる。
東北大会決勝までの3連続完投を含み、9完投している。スタミナもさることながら、特筆すべき点は制球力の良さだ。公式戦98回2/3を投げて、四死球はわずかに11。与四死球率にすれば1・003と出場32チームの主戦投手の中では最も少ない数字だ。右打者へのインコースへの制球が生命線となる。
昨夏の甲子園、遊学館(石川)との1回戦では苦い思いをした。3回、併殺を狙った相手遊撃手の送球が頭部を直撃し、交代を余儀なくされた。チームは初戦敗退。「迷惑を掛けてしまった」とまだ責任を感じている。リベンジをかけての春となるが「明治神宮大会の関西(岡山)戦で、高校生に差はないと実感した」と自信を持って臨む。
2番手以降の台頭が望まれる。浮上するのは白旗瞬投手(2年)だ。1、2年夏と甲子園のベンチを経験した。昨秋は6回1/3しか投球していないが、小野平監督(56)は「関西戦で最終回の1回を投げさせて、自信をつけたはず」と期待を寄せている。
守備陣は、昨秋東北大会初戦で失策5、続く準々決勝でも3つと乱れたが、その後3試合は無失策。小野監督は「8、9月はグラウンドの内野部分を改装して、ほとんど練習できなかったからね。もともと能力の高い選手たちだから、心配していない」。制球のいい佐藤洋がリズムをつくり、バックも乗っていくはずだ。【清水智彦】
[2006/3/14/11:27 紙面から]
写真=下半身のチェックをしながら投げ込む佐藤洋
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