<卓球:東京選手権>◇2日目◇15日◇東京体育館
女子30歳以上で、山内永子(のりこ、31=宮城・東北卓球C&C)が準優勝に輝いた。準決勝では最終セットで相手にマッチポイントを握られた場面から5連続得点などで大逆転勝ち。決勝では中国出身の国生麗(ニッタクサンフレンド)に1−3で敗れたものの、生涯の目標である全国制覇に大きく近づいた。
右ペンホルダーからの素早い打球が、相手を揺さぶった。四元静香(東京キングコング)との準決勝最終セット。山内は5−10と追い詰められたが、そこから5連続ポイントでジュースに持ち込んだ。計6度の相手マッチポイントをしのぎ、16−14で勝利をもぎ取った。「正直逆転できるとは思わなかった。優勝したい、という気持ちだけです」と本人も驚く大逆転劇だった。
現在、母校の東北学院大でコーチを務めている。学生、社会人時代は全国大会の表彰台には縁がなかった。「下手くそだったんです。だから5年前から、年代別の大会を目標にしてきた」。日本一の可能性を求め、長期計画を立てた。
30代に突入して最初の全国大会となった全日本選手権マスターズで4強入りした。今大会も初出場の昨年、3位に入った。昨年5月に結婚。佐久間から山内に姓が変わり、福島県から宮城・塩釜市に移った。環境の変化があっても、ここまで4大会連続で全国4強以上と、素晴らしい成績を残している。
「勝てなかったけど、今日で1歩前進できたから」。自らの30歳代は始まったばかり。日本一に届く日も、遠くないはずだ。【高宮憲治】
[2006/3/16/11:04 紙面から]
写真=女子30歳以上で準優勝した山内
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